2019年に備えるべき 新しい6つのセキュリティトレンド集中から分散へ

「Gartner Symposium 2018」が開催された。Gartnerのアナリスト、ピーター・ファーストブルック氏は、サイバーセキュリティの専門家やその雇用主に向けて、2019年に備えるべき新しいセキュリティトレンドについて講演した。

2018年12月21日 05時00分 公開
[Mekhala RoyTechTarget]
画像 2019年のセキュリティトレンドを読み解く

 あらゆるデジタルビジネス戦略にはセキュリティとリスク管理が欠かせない。調査会社Gartnerは、2019年には情報セキュリティの製品とサービスへの支出が全世界で1240億ドルに達すると予測する。だが、新興テクノロジーの導入数が増加し、ビジネスモデルが変わってきている現在、セキュリティ担当者はサイバーセキュリティに対する従来のアプローチを改革する必要に迫られている。

 Gartnerでリサーチ部門のバイスプレジデントを務めるピーター・ファーストブルック氏は、2018年10月中旬に開催された「Gartner Symposium/ITxpo 2018」に登壇し、2018〜2019年の新しいセキュリティトレンドについて語った。そして、主要セキュリティ企業がそのトレンドにどのように適応しようとしているのかも解説した。

 「現在起こっているセキュリティのエコシステムへの戦略的なシフトは、混乱を引き起こす可能性が大いにある」と、新しいセキュリティトレンドの定義について同氏はこのように表現した。

トレンドその1:サイバーセキュリティの重要性を認識し始めている企業経営幹部

ITmedia マーケティング新着記事

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...