セクハラで彼氏が訴えられる!? 美緒のスパイ、もとい「スパム対策大作戦!」

セクハラは大きく分けて「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」の2種類。上司の立場を利用した直接的な「対価型セクハラ」と違って、思わぬ落とし穴となるのが「環境型セクハラ」であり、職場環境が不快で就業に支障が生じる場合などが該当する。一部では、性的なスパムメールも環境型セクハラに該当するのではないか、という見解もあるのだ――。

» 2008年01月28日 10時00分 公開
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 セクハラには大きく分けて2種類あるのをご存知だろうか。「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」である。上司の立場を利用して性的行為を強要するなどの直接的な「対価型セクハラ」と違って、思わぬ落とし穴となるのが「環境型セクハラ」。ヌードポスターを壁に張っているなど、職場の環境が不快で就業に支障が生じる場合なども環境型セクハラに該当する。一部では、性的なスパムメールも環境型セクハラに該当するのではないか、という見解もあるのだ。日々膨大化・巧妙化するスパムメールだが、油断していると思わぬことにもなりかねないのである。

膨大化・巧妙化するスパムメール

2006年――画像スパム全盛

商品やサービスの宣伝を目的としたみだらなキャッチコピーのほか、画像を添付したスパムが全盛期に。スパムに対して嫌悪感を覚えた人は多いはず。

2007年――宣伝目的以外のスパムも登場

猥雑なスパムメールに加え、2007年からは株式操作や架空請求といった詐欺まがいの金銭目的のスパムが増加。またスパムフィルターの網に引っかからないよう、PDFやHTML内に製品画像を仕込むなど、手法が巧妙化し始める。

2007年後期――スパム膨大化

スパマー(スパムメールの発信元)が遠隔操作できる“ゾンビPC”の登場によって、スパムが大量送信されるようになり、今や全世界のメール通信量のうち66%がスパムといった状況に……。(2007年7月米シマンテック調査より)

これまでの迷惑メールはテキストが主流(左) 最近は画像やFlashなどが添付されたHTMLメールが増えている(右)

スパムメールのせいでセクハラに!?

 「ふー……」。家に帰ってきて早々、長谷川美緒はため息をついた。「お―、おかえり!なんだため息なんて、元気ないのお。もしや純くんとケンカして元気消沈ってか?」。愛すべき父・信夫に「ソレを言うなら“意気”消沈」とまさに元気なく指摘し、美緒は自室に入って行った。

 「美緒! ピンチだ。オレ、セクハラで訴えられるかも(涙)」。美緒の彼氏であるSEの純から来たメールが頭から離れない。

 「突然どうしたの? 純クンのことだから、何かイヤらしいことでもしたんでしょ〜」「違うよ、スパムメールだ。スパムメールのせいで、おれの人生が、人生が〜、どぼじよぉー(涙)」。帰宅途中に電話してみた美緒。電話口の純は今にも泣き出しそうな勢いだ。「スパムメールがセクハラ? どういうこと……」

 実は、純の会社でも大量のスパムメールが問題になっていた。特に最近のスパムメールはHTMLメールが主流になっていて、見たくもない文面や画像にウンザリした女性社員たちが、「スパムメールに何の対処もせず放置しているのは業務怠慢だ! これは『環境型セクハラ』に当たるのでは?」と情報システム部に詰め寄ってきたという。

 「スパムメールの削除なんてみんな当たり前のようにやってる。私だって毎日やってるっつーの」と思うものの、もちろん削除するだけでは何の解決にもならない。「純クン、エロでウロたえる夜、なんちゃって」。父親譲りのダジャレセンスも今一歩、解決策も思い浮かばず、気がつくと夜が明けていた。

「セクハラ」に具体的な対策を採るのは企業の義務

 2007年4月1日に男女雇用機会均等法が改正され、セクハラ対策に関する企業の義務に変化があった。これまでの「配慮義務」から、具体的な措置を求める「措置義務」に変わったのだ。経営者は、「セクハラを認めない方針の明確化と周知・啓発」「セクハラが起きた場合の迅速な事実確認と対処」などの措置を取らなければならない。特に、社内からのセクハラの申し出があった場合は、何らかの対処を取る必要があるのだ。

出典:ITmedia News 会社宛ての“エロスパム”、対処しないとセクハラに?


「ちゃんとゴミ受けに流さないと……そうだ!」

 純から環境型セクハラの説明を受け、「なんとかしないと、スパムのせいで純クンが訴えられちゃうかも」と心配する美緒。でも、具体的な対策が思い付かない。食卓でも信夫が、浮かない顔の美緒を気にして話しかけた。

 「おい、美緒。みそ汁が冷めちまうぞ。純くんとまだケンカが続いてるのか? それならジュン調に仲直りできるさ! なんちゃって(笑)」。またぁ、下手なオヤジギャグなんだから……。とはいうものの、父に少し元気をもらった美緒である。

 「お父さん、ありがと。実はね……」。美緒は食べ終わった食器を洗いながら、昨日の純の話をした。「そうか、純くんを元気づけてあげるためにも、美緒が暗くなってちゃイカンぞ。なんならお父さんがとっておきのギャグを伝授してやるぞ。ニンジン食べたら、目がにじんだ〜 ニンニン! ごちそうさま〜」。流しにこっそりニンジンを捨てて、走りながら食卓を後にする信夫だった。

 「あっ、お父さん、またニンジン残して〜。そのまま流しに捨てたら排水溝が詰まっちゃうでしょ! ちゃんとネットを付けたゴミ受けに流してくれないと……ん? もしかして、迷惑メールもこうやって取り除けないかしら!?」

 部屋のドアまで逃げていた信夫が急に反応する。「そういえば、こないだのウチの情報漏えい対策に導入した、NTTPCコミュニケーションズの『Mail Luck! セキュアタイプ』にそういう機能があったんじゃないかな」「それだ! お父さん、すぐに資料を見せて!!」

Mail Luck! セキュアタイプ機能紹介

Mail Luck! セキュアタイプは、メールの保存(アーカイブ)・監査(フィルタリング)、スパム・ウイルス対策をすべて標準装備したメールホスティングサービス。スパム・ウイルス対策についてはシマンテックのアンチスパムエンジンを採用。日本語スパムメールの検知率90%以上、誤判定率0.001%以下の高精度を誇る世界最高水準のエンジンだ。価格は初期設定費が31万5000円。月額費用は、100メールアドレス×100Mバイト(メールボックス)で保存領域が20Gバイトの「セキュアタイプ100」が28万3500円から


スパイもとい「スパム対策大作戦!」

 意気消沈しているだろう純を元気づけるために、美緒は純をご飯に誘った。「昨日1日調べたんだけど、よくよく考えるとスパムメールの削除を社員1人1人が毎日やってるって、ムダな作業だよなー」と純が切り出す。「時給1200円の社員が1日10分削除するとしたら……」

時給1200円の社員が1日10分スパムメールを削除すると?

時給1200円の社員が1日10分削除するとしたら、1日200円、社員100名の会社で……

200円/日×100人×1年(240営業日)=480万円


 「1年で480万もスパムのために浪費してるなんて!!」。純と美緒はそろって声を上げた。

 「フフフ、そーだ!」と美緒は独り言をつぶやきながら、なにやらカバンをもぞもぞ。「はいっ、コレ!」と自信満々に資料を差し出した。「お父さんを救ったサービスよ」。昨晩必死で調べた【Mail Luck! セキュアタイプ】の資料を純に手渡す。「さすが美緒、ありがとうぅぅぅぅ(しばし感激)。……決めた! オレ、セクハラで訴えられる前にスパムメールと戦うよ! スパイ、じゃなくて『スパム大作戦』の決行だッ!」

 その後、スパムメールのセクハラ問題と浪費に理解を示した会社は、Mail Luck! セキュアタイプを導入し、純のスパム対策大作戦は成功を収めた。あれほど純を「訴えてやる!!」と息巻いていたOLたちからも、「経費削減のホープ」として一目置かれる存在に格上げされたのだった。


 「Mail Luck!でGood Luck! うん、これで行こう」。何やら自問自答しながら信夫は、美緒の部屋へ向かっていた。「む! 電話中!?」。柱の陰に隠れる信夫。どうやら、部屋の中では美緒が純と電話で話しているようだ。

 「美緒のおかげで解決したよ。本当にありがとう!」「良かったね! じゃ、お礼はね〜、銀座でフレンチのフルコースでもごちそうしてもらおうかな〜」「うっ、セレブディナーかよ!」「400万円以上も経費を削減したんだからね。仕事もいいけど、こっちもちょっとはケアしてくれなくちゃ」「そりゃそうだけど……。あ、そういえば会社のOLたちから御礼の打ち上げに誘われちゃったよー」「えーっ! スパム対策したら悪い虫がついちゃうなんてー!!(泣)」「大丈夫、彼女も一緒に是非って。美緒も一緒に行こうよ。てな訳で、二人だけのセレブディナーは次回なっ!」「えっ!? ほんとに? ウレシイー! けど複雑(笑)。セレブディナーもいつかきっとよぉ〜♪」

 柱の陰でドギマギする信夫。「ううむ……そろそろ美緒にもセキュリティ対策をした方が……」

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制作:ITmedia Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2008年2月17日