ブラザーの「OmniJoin」は、HD画質の映像とクリアな音声で多拠点間をつなぐWeb会議システム。必要なときにパッと集まり、チームでやるべきことをサッと決定していく。これがいま、求められている会議術だ。
会議――組織でビジネスを進めていくうえで必須だった会議が、近年、ムダなものの1つとしてやり玉に挙げられるようになった。本来、チームメンバーの意識をすり合わせ、ゴールに向かってまい進していくための手段だったはずのに、「会議をすることが目的となった会議」が何と多いことか。
必要なときにパッと集まり、チームでやるべきことをサッと決定していく。これがいま、求められている会議術だ。しかも「会議室」に集まる必要はない。ブラザーのWeb会議システム「OmniJoin(オムニジョイン)」が、新しい会議の形を提案する。
どのような会社であっても、会議や打ち合わせに費やした時間を実りあるものにしたいと思っているはず。しかし、会議メンバーが異なる事業所に属していたり、外部の取引先との打ち合わせだったりすると、移動にかかる時間もコストになる。
また、IT技術の進歩やワークスタイルの変化とともに会議の在り方も変わってきた。例えばモバイル環境の充実によるフリーアドレスやリモートワーク、子育て世帯のワークライフバランスを充足する在宅勤務。となれば、遠隔会議システムの導入が答えだろう。
遠隔会議といえば、ビデオ会議システムが思い浮かぶ。技術の進歩とともに、遠隔地のメンバーがあたかもそこにいるかのような会議(テレプレゼンス)を実現する。しかし、数百万円という初期導入費用に加え、利用料金や保守費用、機材を設置する場所と運用要員の確保を考えると、導入できる企業は限られるだろう。
そこでOmniJoinだ。初期導入費用は無料。最大10拠点まで同時に接続できる「ハイクオリティ」プランでは、1ユーザー当たり月額9800円(年間一括払い9万8000円)とローコストだ。2週間のフリートライアルもあるので、実際に試してから導入を決定できるのもうれしい。
プラン名 | ベーシック | ハイクオリティ | エンタープライズ | エンタープライズセミナー |
---|---|---|---|---|
購入単位 | ユーザー単位 | ユーザー単位 | 一社単位 | 一社単位 |
登録ホスト数 | 1 | 1 | 無制限 | 無制限 |
最大映像表示拠点数 | 3 | 10 | 15 | 25 |
最大参加拠点数 | 3 | 10 | 50 | 500 |
最大解像度 | 320×240 | 1280×720 | 1920×1080 | 1920×1080 |
月額費用(税込) | 6500円 | 9800円 | 7万9800円 | 29万5000円 |
年額費用(税込、一括払い) | 6万5000円 | 9万8000円 | 79万8000円 | 295万円 |
さて、ビデオ会議システムに比べてコストがかからないことは分かった。ただ、利用料金が安いだけであれば、Skypeなど無料で使えるテレビ電話アプリがいくつもある。そこでOmniJoinを選ぶべき理由を考えてみる。
まず、音声通話の品質について。リモート会議で一番重要なのは、音声が対面と同じようにはっきりと聞こえること。一昔前のテレビの衛星中継のような「もしもーし」「……。はいはーい」といった会話の遅延や、プツプツと音が途切れるようでは会議をスムーズに進行できない。だからこそOmniJoinでは、エコーやノイズをキャンセルする機能を標準で搭載している。
また、HD画質で送受信できる映像によって、対面での会議と同じ、普段どおりのコミュニケーションが図れる点もポイントの1つだ。例えば相手の表情やしぐさが見えることで、音声だけでは伝わりにくい細かなニュアンスまで共有できる。実際にOmniJoinを導入している企業では、「年に数回の出張でしか会えなかった遠隔地の同僚とのコミュニケーションの回数が増え、その密度があがった。込み入った話でも、腹を割って詰められるようになった」という。
さらに、企業でWeb会議システムを導入する場合にはセキュリティ面にも気を配る必要がある。OmniJoinでは、会議にパスワードを設定し参加者を制限できる。暗号化通信(128bit-SSL)にも対応しているので、通信経路上での第三者による盗聴リスクを軽減できて安心だ。
なお、Web会議の内容を記録として残せる「録画機能」も標準搭載。録画データは、公開範囲を指定したうえで自分のPCやOmniJoinが提供する専用のオンラインストレージ(ベーシック版を除く)に保存できる。会議に参加できなかった人が後日、「すみません、聞いていませんでした」と言い訳できないのだ。
OmniJoinでの会議は、インスタントメッセンジャー「OmniJoin IM」から始まる。IMとしての機能はそろっており、同僚がいまどのようなステータス(オンライン、オフライン、取り込み中、退席中)なのかは一目瞭然。相手の状況に応じてメッセージを送ったり、チャットを始めたりといった使い分けは自在だ。
Web会議を開くとなれば、OmniJoin IMから相手を選んで自分の「会議室」に招待するだけ。相手側は画面に出てくるポップアップメッセージで「承諾」をクリックするだけで会議室に入室できる。時間を指定しての「会議予約」も可能だ。
外部の協力会社やフリーランサーらとのコラボワークに役立つのが「ビジター機能」だ。これはOmniJoinのIDを持っていない相手に会議への招待メールを送れるもの。相手はメールに記載されたURLをクリックすることで、無料で「会議室」に入室できる。
既存のWeb会議で困るのが、資料の共有だろう。各自、事前に資料を用意して、手元で参照しながら……というのでは、「いま話している内容は、資料の何ページめのどこをみるべきか」が分かりにくい。OmniJoinでは、エクセルやパワーポイントといったOffice文書や動画などさまざまな資料を「会議室」内で共有できる。ホワイトボード機能を使って、会議のポイントをまとめていくことも可能だ。
また、アプリケーションの共有機能を使えば、資料を見るだけでなく、各自で情報を書き加えられるようになる。さらに、相手の承認を得ることで参加者のPCをリモート操作することが可能になり、PC操作に疎い相手をサポートすることもできるのだ。
プラン名 | ベーシック | ハイクオリティ | エンタープライズ | エンタープライズセミナー |
---|---|---|---|---|
エコー/ノイズキャンセル | ○ | ○ | ○ | ○ |
2画面表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
共有機能 | ○(ドキュメント、ブラウザ、ホワイトボードのみ) | ○ | ○ | ○ |
チャット | ○ | ○ | ○ | ○ |
録画機能 | − | ○ | ○ | ○ |
オンラインストレージ容量 | − | 1Gバイト | 5Gバイト | 10Gバイト |
リモートPC接続 | − | ○ | ○ | ○ |
セキュリティ | 128bit-SSL | 128bit-SSL | 128bit-SSL | 128bit-SSL |
もはやOmniJoinは単なるWeb会議システムの枠の中にはおさまらない。OmniJoinを導入したある企業では、動画機能を使って新人社員の営業プレゼンテーションの練習に活用しているという。顧客役となる先輩社員たちの容赦のないツッコミによって、新人の営業スキルはメキメキと向上する。
またある企業では、OmniJoinをインストールしてあるPCをHDMI出力で大型テレビに接続し、拠点間をつなぎっぱなしにした定点カメラのように使っている。HD画質の映像伝送により離れた拠点で働く同僚が、まるで隣室にいるかのような感覚になり親密度も高まるという。打ち合わせが必要になれば、テレビ画面の前に立って相手に呼び掛けることで、まさしく「立ち話」が実現できるのだ。
OmniJoinを使ったWeb会議は、会議術という枠を超えた新たなコラボレーションをもたらすだろう。まずは2週間のフリートライアルで、自社ならではの使い方を模索してほしい。
権限 | 議長/発表者 | 参加者 | 議長/発表者 | 参加者 |
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対応OS | Windows XP以降 | Mac OS X 10.6以降 | ||
メモリ容量 | 4Gバイト以上 | 2Gバイト以上 | 2Gバイト以上 | 2Gバイト以上 |
HDD容量 | 100Mバイト以上 | 100Mバイト以上 | 200Mバイト以上 | 200Mバイト以上 |
Webブラウザ | Internet Explorer 7.0以降、Mozilla Firefox、Google Chrome | Safari、Mozilla Firefox、Google Chrome | ||
インターネット接続環境 | ブロードバンド接続(上り:1Mbps以上、下り:4Mbps以上) | ブロードバンド接続(上り:512Kbps以上、下り:4Mbps以上) | ブロードバンド接続(上り:1Mbps以上、下り:4Mbps以上) | ブロードバンド接続(上り:512Kbps以上、下り:4Mbps以上) |
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アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2013年4月20日