ネットで遊ぼう! IIJmioの“モノ専用”格安SIMでIoTをもっと身近に自由な発想でモノとネットをつなげば、可能性はもっと広がる

IoT(モノのインターネット)はビジネスの現場に浸透しつつあるが、消費者にとって身近な存在になったとはいえない。そんな状況を変えるため、インターネットイニシアティブが手掛ける「IIJmio」からIoT専用の格安SIMが登場。年額税別2400円(月額200円相当)からと安価な料金プランを実現し、DIY感覚でモノとネットをつなげることが可能になった。

» 2018年12月07日 10時00分 公開
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 近年、IoT(モノのインターネット)などのテクノロジーを活用したビジネス革新が日進月歩の勢いで進んでいる。製造現場の工程管理、物流倉庫の在庫管理、農業における水やりや土壌の管理――。IoTを活用し、センサーなどから得たデータを分析して事業の効率化を実現している分野は枚挙にいとまがない。

 ただ、ビジネスの現場に浸透しつつあるIoTが、消費者にとって身近な存在になったとは断言できないのが現状だ。話しかけると答えてくれる「Amazon Echo」などのスマートスピーカーこそじわじわと広がりを見せているが、ネットにつながるウェアラブルデバイスやスマートウォッチは一時の成長が鈍化。スマートフォン経由で操作できるIoT家電の注目度は高いが、比較的高価であるため“一家に一台”といえるまでには普及していない。

photo インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する「IIJmio IoTサービス」のSIMカード

IoTはもっと身近な存在だ

 「IoTは、一般的なイメージよりももっと身近です。既製のIoTデバイスがない場合は、自分たちで簡単に作ってしまうことも可能です。“ネットを使って遊ぶ”感覚でIoTに触れてくれる人が増えると、消費者向けIoT市場はもっと発展するはずです」

 こう熱く語るのは、インターネットイニシアティブ(IIJ) MVNO事業部 シニアエンジニアの堂前清隆氏だ。「IoTは趣味です」と断言する堂前氏は、家電などさまざまな持ち物に自前のセンサーを設置。データを取ったり遠隔操作したりと“モノとネットを使った遊び”に日々いそしんでいるのだ。

 そんな堂前氏は、消費者向けIoTが広く普及しない理由の一つに「モノとネットがつながる範囲がWi-Fiの有効エリア内に閉じられており、結局は家の中でしか使えないケースが多く、発想の幅が広がらないこと」を挙げる。

 「通信料金の負担が大きいことも一因かもしれません。もちろん今まででもモバイルWi-Fiルーターを別途契約すれば家の外でもIoTが使えましたが、契約費・通信費が高額だと、ルーターをIoT専用にするのは難しいですよね」という。

photo 堂前氏が自作した“IoTはかり”

IIJmioから“モノ専用”格安SIM登場

 そんな状況を改善し、「あらゆる人が気軽にIoTを楽しめる社会を実現したい」との思いから、堂前氏らIIJ MVNO事業部が今夏からスタートしたのが「IIJmio IoTサービス」だ。

 「IIJmio」は“格安スマホ”としておなじみ。移動体通信のコアとなるネットワークを携帯キャリアから借りず、自社で運用している国内初の「フルMVNO」としても知られている。

 そのIoT版として誕生した同サービスでは、通信量や速度をIoT向けに調整したSIMカードを提供。料金を比較的自由に決められるフルMVNOならではのメリットを生かして安価な料金プランを実現し、始めるハードルを大きく下げた点が特徴だ。

photo 安価な料金プランが魅力だ

 具体的なプランは、(1)100MB/月の高速通信(下り最大988Mbps、上り最大75Mbps)を年額2400円(税別、以下同)で提供する「いちねんプラン」、(2)3GB/月(月額680円)、6GB/月(月額1200円)、12GB(月額2180円)の高速通信(下り最大48kbps、上り最大75Mbps)のうち一つを選択できる「上り高速プラン」の2種。

 データ容量が上限に達した場合は、100MB当たり200円で追加することも可能だ。

 多様なプランがそろっているため、ユーザーは予算や使いたいデータ容量を検討した上で、自分に合ったものを選択できる。初心者も本格的に楽しみたい人も、気軽にIoTに触れることができるのだ。

個人向けIoTを外の世界に

 SIMカードは、センサーやWi-Fiルーター内に挿入するだけで、取得したデータを外部に送信したり、他のIoT製品と接続したりといった用途を実現。3G/LTEに対応しており、都市・郊外を問わず、広いエリアで安定した高速通信が可能だ。

 「狭い範囲に閉じられていた消費者向けIoTの世界を、屋外の至る所に広げられる点が最大の強みです」と堂前氏は自信を見せる。「“DIY”のような感覚で気軽にIoTにトライしてほしいと考えています」という。

 「沖縄に住んでいる小学生が、北海道に住んでいる親戚の家に気温センサーを置いてもらい、リアルタイムでの気温の差を調べて夏休みの宿題にすることもできます。観葉植物の植木鉢にセンサーを仕込み、土が乾くと『水がほしい』とスマホにプッシュ通知を送らせることも可能です。アイデアさえあれば、IoTの可能性は無限に広がるのです」

運転中にハンズフリーで写真撮影

 もちろん堂前氏も、IIJmio IoTサービスを駆使してさまざまなモノをネットにつなぎ、実生活で幅広い用途を試している。そのうちの1つが「運転中にハンズフリーで写真を撮る」という試みだ。

photo 車内に小型カメラとスマートスピーカーを設置

 自動車の中にスマートスピーカー「Google Home」を持ち込み、運転中に「OK Google. 写真を撮って」と話しかけると、IIJのSIMカードを内蔵する小型カメラと通信し、自動で写真を撮影。堂前氏のスマホにインストールされたチャットアプリ「Slack」に写真を送信する――という仕掛けで、微妙なタイムラグはあるものの、気に入った風景を次々と撮影することに成功しているという。

 「本来は家の中だけで使われるスマートスピーカーを、車の中に持ち込んだらどうなるんだろう? という疑問から生まれたアイデアです。運転中に『景色がキレイだな』と思っても、スマホで写真を撮ったら事故の元。ドライブレコーダーの録画を見ながら切り出すのは非常に面倒ですが、IoTを使うと簡単です」

photo 撮影した写真が「Slack」に送られてくる様子

コネクテッドカー“ごっこ”も実現

 さらに堂前氏は、写真撮影からやや進歩した「コネクテッドカー“ごっこ”」と呼ぶ試みも行っている。

photo 車内にコネクターを設置し、データを取得する

 自動車に搭載されている、車体の異常を検知する自己診断システム「OBD2」専用のコネクターに、スキャン用の診断機を接続。取得したデータを、IIJのSIMカードを挿したルーター経由でシングルボードPC「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」に送信し、クラウド上に保存。外付けディスプレイのほか、PCやスマホ上でも確認できるようにする――というものだ。

 堂前氏は「エンジンの調子、冷却水の残量、走行距離の状況、燃料噴射量、車速といった情報を外部環境から把握でき、メンテナンスなどに役立てられます。電気街などでそろうシンプルな機器をネットにつなぐだけで、専門的な用途にも対応できるのです」と強調する。

photo さまざまなデータを取得できる

発想豊かな個人に使ってほしい

 このように柔軟な発想力で、消費者向けIoTの可能性を追求し続ける堂前氏は、自身が手掛けるIIJmio IoTサービスを「面白いことを始めたい個人に届けたい」と考えている。

 「私がトライしたのは、あくまで一例。ユーザーは制限なく、自由な発想でIoTを楽しんでほしい。提供側のわれわれも『こんなSIMカードを用意したけど、どう使う? 一緒にやってみようよ』という感覚です。誰も思い付かなかったようなIoTの仕組みを生み出し、ビジネスに発展させるようなユーザーに出会えればうれしいです」

個人向けIoTへの参入を支援する、法人向けプログラムも用意

 IIJは、個人が気軽にIoTを始められる同サービスのほか、個人向けIoT機器・サービスに取り組む企業をサポートする「IIJmio IoTパートナープログラム」も用意している。申し込み無料の同プログラムに登録すると、動作検証用SIMカードの貸し出しや商品プロモーションの支援を受けることができるため、IoT商材の展開などを始めたい企業にとって大きな助けになるだろう。

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提供:株式会社インターネットイニシアティブ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2018年12月23日