IIJ、フルMVNOの個人向けIoTサービスを提供 法人向けタイプIとの違いは?

» 2018年09月04日 19時36分 公開
[田中聡ITmedia]
IIJmio IoTサービス 「IIJmio IoTサービス」のパッケージ

 IIJ(インターネットイニシアティブ)が、IoT利用を想定した通信サービス「IIJmio IoTサービス」を8月30日に提供開始した。

 IIJが保有する「HLR/HSS(加入者管理機能)」を活用した「フルMVNO」サービスの一種。法人向けに2018年3月から「タイプI」を提供しているが、IIJmio IoTサービスは個人に向けたもの。SIMロックフリー端末で利用できる。

 フルMVNOでは、従来のMVNOでは提供できない、自由度の高いプランを自社で提供できるようになる。今回のIoTサービスも、そんなフルMVNOのメリットを生かしたものだ。

 毎月100MBの通信を年額2400円(税別、以下同)で利用できる「いちねんプラン」、上りのみ高速の通信ができる「上り高速プラン」を用意する。上り高速プランには、月額680円で3GBのSプラン、月額1200円で6GBのMプラン、月額2180円で12GBのLプランの3種類がある。通信速度はいちねんプランが下り最大788Mbps、上り最大50Mbps、上り高速プランが下り最大48kbps、上り最大50Mbps。

IIJmio IoTサービス IIJmio IoTサービスの料金プラン

 月間容量を超過すると、いちねんプランは通信ができなくなり、上り高速プランは低速になる。高速通信を使うためのクーポンチャージには対応しているが、IIJmioのように、高速通信を手動でオン/オフにすることはできない。SIMはマルチサイズに対応しており、標準SIM、microSIM、nanoSIMを使える。

 タイプIのようにユーザー自身でサスペンド(通信の中断)はできず、国際ローミングにも現時点では対応していない。タイプIでは10GB〜50GBと比較的容量の大きなプランが多いが、個人向けは安価で低容量のプランが中心となっている。上り高速プランは、GPSトラッカーや監視カメラでの利用に向いている。

 同サービスを提供する狙いについて、IIJは「近いうちに個人向けのIoTデバイスは増えてくると見ており、そのときにお使いいただける通信方法の一つの選択肢としてご用意しました」と説明する。現時点では、モバイル通信に対応した、かつ個人で購入できるIoTデバイスは少ないが、「開発側のエンジニアの一つの思いとしては、ユーザーの方にいろいろと遊んでいただき、新しいIoTの使い方を一緒に見つけていければ」という思いもあるとのこと。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月21日 更新
  1. 「マイナポータルアプリ」が「マイナアプリ」へ刷新されて何が変わった? メリットや利用方法を解説 (2026年09月20日)
  2. iPhone 18 Proに保護フィルムを貼るとFace ID認証できない不具合 原因は“赤外線カメラの位置” (2026年09月19日)
  3. Androidでおサイフケータイを使いたくない理由 初期化で消えないデータと売却時の落とし穴 (2026年09月19日)
  4. フォルダブル歴5年の筆者も驚いた「iPhone Duo」の完成度 ソフトウェアの力で再定義できるか (2026年09月19日)
  5. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  6. 「おサイフケータイ」のリセット方法を改めてチェックする(新しめの機種限定) (2026年09月07日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. IIJに聞く“eSIMサポート”の裏側 「つながらない」「消した」なぜ起こる? 現場が打つ次の一手 (2026年09月18日)
  9. 望遠レンズを手軽に使える、vivoのカメラフォン入門機「X300 FE」 (2026年09月20日)
  10. iPhone Duo、256GBで36万4800円は妥当な価格設定なのか――アップル離れを招きかねない「既存モデルの価格改定」 (2026年09月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー