今も走る現役の蒸気機関車(SL)、人気トップは──旅行予約サイト「楽天トラベル」の調査結果によると、1位は大井川鐵道・大井川本線の「SL急行」(静岡県)だった。次いで、JR西日本・山口線の「SLやまぐち号」(山口県〜島根県)、JR東日本・信越本線、磐越西線の「SLばんえつ物語」(新潟県〜福島県)と続いた。
1位のSL急行は、静岡県内の新金谷駅から千頭駅間を運行。車内は昔ながらのレトロな雰囲気で、大井川沿いの田園風景を楽しむことができ、「新幹線や在来線の特急列車、電気機関車やディーゼル機関車にはない、まるで生き物のような迫力と存在感がある」(投票者)という。
2位以下は
2位のSLやまぐち号は、山口県の新山口駅から島根県の津和野駅間を運行。5両編成のレトロな客室は展望デッキがついた「展望車風」、ステンドグラスや凝ったインテリアなど本物志向の「欧風」、その他「昭和風」「明治風」「大正風」など車両ごとに時代のデザインを反映したアレンジが施されており、「それぞれの違いを体験する楽しみがある」(同)として人気を集めている。
3位の「SLばんえつ物語」は、新潟駅から福島県の会津若松駅間を運行。木目調を多用した内装や車体の配色など、「大正ロマンをほうふつとさせるレトロな雰囲気が特徴的」という。1969年に一度は引退したが、市民などの要望により1999年から復活した。
4月8日〜4月14日に、同社のメルマガ購読者からの投票2936票を集計した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.