「社長になりたい」新入社員が減っている
あなたはどのポストまで昇進したいですか? この春就職した新入社員に聞いたところ、男性は「部長」、女性は「課長+係長+主任班長」が最も多い。日本生産性本部調べ。
あなたはどのポストまで昇進したいですか? この春就職した新入社員に聞いたところ、男性は「部長」(24.1%)、女性は「課長+係長+主任班長」(30.8%)が最も多いことが、日本生産性本部の調査で分かった。
10年前と比べると、男性は「社長」(24.8%→15.9%)が大きく減り、「部長」(20.7%→24.1%)が増えている。一方女性は「専門職(スペシャリスト)」(35.2%→22.3%)志向が低下し、「課長+係長+主任班長」(18.9%→30.8%)が増えている。女性の昇進志向が高まっている一方で、「役職に付きたくない+どうでもよい」(25.5%→29.6%)が増加し、二極化傾向もうかがえた。
次に、働く目的を聞いたところ、2000年以降増えている「楽しい生活をしたい」(41.7%)が過去最高。一方、バブル期を除いてトップになることもあった「自分の能力をためす」(12.4%)は減り続け、過去最低を更新した。また、平成に入って増えていた「社会に役立つ」(9.3%)がここにきて低下が続き、「経済的に豊かになる」(27.0%)が上昇に転じている。
デートの約束があったとき、残業を命じられたら、あなたはどうしますか? この質問に対し、「デートをやめて仕事をする」(昨年80.8%→76.8%)、「断ってデートをする」(19.0%→22.6%)と、全体としてはプライベートな生活よりも仕事を優先する傾向がうかがえた。ただ、この数年は「デート派」が増加している。
この春就職した新入社員1286人が回答した。調査期間は3月11日から4月28日まで。
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