本田技研工業は8月25日、スポーツカー「NSX」の新型を来年2月27日に発売すると発表した。大出力エンジンと3基のモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、リニアで力強い加速や優れたコーナリング性能を実現しているという。価格は2370万円(税込)。
2シーターのスーパースポーツモデル。1990年に登場し、2006年1月に生産終了した初代を継承しながら26年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たした。
ミッドシップレイアウトの3.5リッターV型6気筒DOHCツインターボエンジンと3基のモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」(4WD)を採用。システムは最高出力427キロワット(581PS)、最大トルク646N・m(65.9kgf・m)を発生する。JC08モード燃費は12.4キロ/リットル。トランスミッションは9速のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)。
エンジンはターボながら10.0の高圧縮比とするなどして高出力化。Vバンクの角度をエンジンスペースぎりぎりの75度まで広角にすることで低重心化している。
3基のモーターのうち、後輪の駆動をアシストするダイレクトドライブモーターは、ターボラグを解消するように出力を発生し、リニアで力強い加速を実現しているという。前輪を駆動する左右独立のモーターにより、マイナストルク(減速力)も制御するトルクベクタリングを実現し、コーナーでアンダーステアを抑えるなど「オン・ザ・レール感覚」のドライビングが楽しめるという。
サイズは4490(全長)×1940(全幅)×1215(全高)ミリ、車両重量1780キロ。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.