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ASKA容疑者タクシー映像、国交省が「誠に遺憾」
ASKA容疑者のタクシー内の映像がテレビで放映された問題で、国交省は「誠に遺憾」として映像の適切な管理を業界団体に求めた。
覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された歌手のASKA容疑者がタクシーに乗車した際の動画を、タクシー会社がテレビ局に提供した問題で、国土交通省は12月1日、「誠に遺憾」として、映像を適切に管理するよう関係団体に通知した。
この問題では、ASKA容疑者が逮捕直前に乗っていたタクシーのドライブレコーダーの映像がテレビで放映され、このタクシー会社が加盟する東京のタクシーグループ大手「チェッカーキャブ」が、映像の提供は不適切だったとして謝罪していた。
国交省は、安全確保のために活用されるべきドライブレコーダーの映像が「趣旨に反し乗客のプライバシーに配慮することなく、マスコミに映像を提供するという行為が行われたことは、誠に遺憾」とした。
ドライブレコーダーの映像については、乗客のプライバシーを十分に配慮した上で、社内規程の作成を含め適切な管理を徹底するよう求めている。
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