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2300万円のスーパースポーツ「メルセデスAMG GT R」発売AMG GT3の技術活用(1/3 ページ)

メルセデス・ベンツ日本は、スポーツカー「メルセデスAMG GT R」を国内発売した。

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 メルセデス・ベンツ日本は6月27日、スポーツカー「メルセデスAMG GT R」を国内発売した。最高出力585PSのV8ツインターボエンジンを搭載し、「サーキットを走るために生まれた公道走行可能なレーシングモデル」だ。価格は2300万円(税込)。

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専用カラー「グリーン・ヘル・マグノ(Green Hell Magno)をまとうAMG GT R
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 AMGが自社開発した「AMG GT R」をベースに、レーシングカー「AMG GT3」で培った技術を注ぎ込んだスーパースポーツモデル。

 専用開発の4リットルV8ツインターボエンジン「M178」は最高出力585PS、最大トルク700N・mを発揮し、7速DCTと組み合わせる。オイル供給をドライサンプにしたことで、ウェットサンプと比べエンジン搭載位置を55ミリ低くし、低重心化と高速コーナリング時の安定したオイル供給が可能になった。2基のターボチャージャーはVバンク内側に配置するレイアウトを採用、過給圧はAMG GTの1.2バールから1.35バールに引き上げている。

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インテリア。左ハンドルのみ

 フロントグリルに「パナメリカーナグリル」を採用。1952年、メキシコで開催された公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝した「メルセデス・ベンツ 300 SL」で初めて採用されたものだ。

 48:52の前後重量配分、高速走行時に空力性能を高めるフロントウイング、軽量化に貢献するカーボンファイバー製ルーフ、AMGとして初の4輪操舵、9段階で調整可能なトラクションコントロール──など、AMGのレーシングモデルとしてさまざまな機構や技術が詰め込まれている。

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