建築会社が「インスタ選考」 投稿のおしゃれさ評価:センスあれば最終面接へ
建築事業やインテリア事業を展開する大熊工業が、「Instagram」の投稿内容をもとに合否を判断する「インスタ書類面接」を実施すると発表。「センスを判断するため」という。
建築事業やインテリア事業を手掛ける大熊工業(東京都西東京市)は8月4日、選考に応募した人のSNS「Instagram」の投稿内容をもとに合否を判断する「インスタ書類面接」を実施すると発表した。「履歴書や対面の面接では分からないセンスを判断するため」という。
同社が運営するアジアン家具店「KAJA」の販売スタッフを採用するために行う。インテリアのコーディネートや販売に必要な感性を見いだすための施策で、中途採用と新卒採用の両方で実施する予定。
希望者は、Instagramのスクリーンショットを採用担当者のメールアドレスに送信することで選考が受けられる。投稿の種類はインテリア関連に限らず、自撮り(セルフィー)やペットなど「センスが分かるものであればどんなものでも問題ない」という。
応募者のInstagramの投稿が同社の求めるセンスと合致する場合、書類選考などの各プロセスを省略して最終面接を受けられるという。最終面接では一般的な採用面接と同様、志望動機や将来像などを質問するとしている。
履歴書などを使用した、通常の書類選考もあわせて実施する。2017年度は、通常の選考とインスタ書類面接の合計で4〜5人の人材を採用する予定という。
同社の採用担当者は「センスの良い人材を採用できれば、18年度以降もインスタ書類面接を継続したい」と話している。
大熊工業は、土木事業部で強靭(きょうじん)な肩の筋力を持つ人材の1次面接を省略する「メロン肩採用」を行うなど、ユニークな採用活動を展開している。
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