群馬、埼玉両県の総菜店「でりしゃす」の総菜を食べた人らが腸管出血性大腸菌O157に感染した問題で、運営するフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)は9月20日、群馬、栃木、埼玉各県にある全店を閉店すると発表した。
同社は「所轄保健所によるオープン再開後の立ち入り検査では、重大な指摘事項はいただいておりません」とする一方、「総合的な経営判断の結果」、19日の営業を最後に全17店舗を閉店した。
でりしゃすは、スーパー「フジマート」などを展開する同社が運営する総菜店で、和洋中の総菜を客が好きな分量だけ取り分けて購入するスタイルだった。同社はゼンショーが2016年に買収していた。
この問題で、O157感染者は11都県に及んでいる。
関連記事
- ゼンショー、群馬県のスーパー「フジマート」買収 小売り事業を拡大
ゼンショーホールディングスはフジタコーポレーションを11月21日に買収する。 - どん底に落ちた「ペッパーランチ」が、快進撃を続けているワケ
ペッパーフードサービスの業績が好調である。「『いきなり!ステーキ』の売り上げが伸びているからでしょ」と思われたかもしれないが、それだけではない。同じステーキチェーンの「ペッパーランチ」が絶好調なのだ。2007年の「強盗強姦事件」、2009年の「O157事故」で業績が悪化したはずなのに、なぜ復活したのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.