LINEは10月4日、ライブ配信サービス「LINE LIVE」の個人配信者の利用傾向を発表した。2015年12月にサービスを公開し、16年8月に個人配信機能を開放。芸能人や有名人ではない10代の一般ユーザーからの着実な支持を築いている。
LINE LIVEの配信者の男女比は37.4%:62.6%(8月時点)と女性が多いが、17年3月時点の33.1%:66.9%と比べると、やや男性配信者の比率が増えている。年齢層は19歳以下が約7割を占め、若年層ユーザーが積極的に個人配信を行っていることが分かる。配信する内容はメーク、楽器演奏、ゲーム実況などがあるが、視聴者のコメントに反応したり名前を呼んだりする日常的な配信も多い。
一般ユーザーがよく配信する時間帯は、午後3〜6時と午後7〜11時。LINEは「10代配信者が多いことを鑑みると、授業が終わった放課後から帰宅の時間に配信していると考えられる。また、就寝までのリラックスした時間帯での配信が増加することが伺える」と分析している。
LINE LIVEの配信者は、視聴者からの「ギフトアイテム」や視聴者数などの「配信スコア」から算出される「LINEポイント」を得る。このLINEポイントは「LINEスタンプ」購入のほか、PontaポイントやAmazonギフト券などに交換できる仕組みになっている。また9月に導入されたインストリーム(動画の開始前、再生途中、完了後に再生される)広告「LIVE Video Ads」からの収益も受け取れる。
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