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草津白根山の噴火の瞬間、Webカメラがとらえる 噴石・降灰に注意:頂上に残された80人は救助
群馬県の草津白根山で噴火が発生。気象庁は午前11時50分に噴火警戒レベルを「3(入山規制)」とし、注意を呼びかけている。雪崩の影響で死者も発生したという。
1月23日午前9時59分、群馬県の草津白根山(吾妻郡)で噴火が発生した。気象庁によると、火山灰・火山ガスの噴出や噴石の飛散が起きており、警戒が必要という。噴火時の空振によって、近隣住宅の窓ガラスなどが割れる恐れもあるとしている。
噴火の瞬間は「白根山ゴンドラ山頂駅」に設置されたWebカメラが捉えていた。山頂から黒煙が上がり、噴石が飛ぶ様子がYouTubeで確認できる。
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草津白根山の様子。噴火が起きるのは3時間56分ごろから
気象庁は午前11時50分に、噴火警戒レベルを「3(入山規制)」に引き上げ、鏡池付近から2キロの範囲内で噴石を警戒するよう呼びかけている。噴火以降、火山性微動は発生しておらず、小さな火山性地震が起きているのみで、回数も徐々に減少しているという。
雪崩で犠牲者も、山頂に残された80人は全員救助
ただ、噴火の影響で雪崩が発生し、草津白根山の麓でスキー訓練を行っていた陸上自衛隊員が巻き込まれたという。共同通信は、現地にいた隊員約30人のうち1人が死亡し、ほかに5人が負傷したと報じている。
総務省消防庁によると、ロープウエーの停止に伴い午後3時の時点で約80人が頂上に取り残されていたが、午後5時10分ごろに全員の救助が完了したという。
気象庁は今後、23日午後6時〜24日午前にかけて東方向に降灰が広がると予測。24日正午までに、降灰の到達距離は260キロに達するとみている。
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