グリーは4月5日、バーチャルYouTuberビジネスに参入すると発表した。新会社を通じ、バーチャルYouTuberを発掘、育成し、動画番組を制作、配信するプロダクション事業を開始する。
100%出資の子会社「Wright Flyer Live Entertainment」を4月13日に設立する。資本金は1000万円。
声優やタレントなどがCGキャラクターの外見をまとって演じるバーチャルYouTuber関連事業に1〜2年かけて立ち上げる。発掘・育成やプロモーション、共同事業化、関連企業への投資などに総額100億円規模を投じるという。
バーチャルYouTuberは急速に人気を拡大しており、日本政府観光局ニューヨーク事務所が人気バーチャルYouTuber「キズナアイ」を観光大使に起用するなど、認知も広がっている。グリーはゲーム開発などで培ってきたノウハウや大手IP(知的財産)ホルダー、声優事務所などとの関係を生かし、ゲーム事業、メディア事業に次ぐ第3の柱としてバーチャルYouTuber事業を位置付け、国内外で展開していく。
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