イラっとするビジネスメールの特徴、「失礼」は2位 1位は……?:「あいまい」「攻撃的」など上位
不快感を覚えるビジネスメールの特徴は?――日本ビジネスメール協会調べ。
過去1年間に仕事でメールを受け取り、不快だと感じた経験がある人は40.4%――日本ビジネスメール協会の調査でこんな結果が出た。不快感を覚えた原因を聞いたところ、トップは「質問に答えていない」(36.7%)だった。
同協会は「質問に答えないことは、送信者の立場からは比較的軽視されがちだ。だが、受信者からは失敗だと認識されやすく、不快感につながる」とみている。
2位は「文章が失礼」(26.9%)、3位は「文章があいまい」(23.8%)、4位は「文章が攻撃的」(23.5%)と続いた。「必要な情報が足りない」(21.1%)、「無駄な情報が多い」(16.3%)などの意見も出た。
ただ、こうした不快感を持った人のうち、先方に指摘したことがある人は21.2%にとどまった。同協会は「指摘されない場合も、相手を不快にしている可能性がある」と警鐘を鳴らす。
相手のミスに気付いた人は約6割
過去1年間に、受信したビジネスメールの間違いに気づいたことがある人は58.6%。ミスの内容は「誤字・脱字」(48.8%)、「添付ファイルの付け忘れ」(38.1%)、「宛先の間違い」(24.7%)など。「書きかけで送信」(22.3%)、「敬語の間違い」(15.8%)といった回答も集まった。
同協会は「役職別では、部長・課長クラスが失敗に気付きやすい傾向がみられた。(立場上)さまざまなメールに触れているからだろう」とみる。
ビジネスメールの返事が来ない場合に「遅い」と感じる時間は「1日以内」(34.0%)がトップ。「2日以内」(17.2%)、「1時間以内」(9.5%)、「2時間以内」(8.6%)と続いた。
同協会は「返信が遅れがちな人は年々増えているが、相手は催促などをする必要がある。業務効率を下げることは明白だ」と指摘している。
ビジネスパーソンの1日当たりの送信メールは平均11.6通で、受信メールは平均34.3通。仕事中のメールチェックの頻度は10回(43.7%)が最多だった。
調査は2018年4月2日〜5月1日にかけて、16歳以上の働く男女2917人を対象に、インターネット上で実施した。
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