ビジネスパーソンの6割は仕事中「休憩できていない」 働き方改革の弊害?:3割は「ランチに出られない」
職場で休憩できている? 江崎グリコは12月14日、仕事中の休憩に関する調査結果を発表。仕事の合間に「休憩できていない」と感じる人は60.1%いた。
職場で休憩できている? 江崎グリコは12月14日、仕事中の休憩に関する調査結果を発表した。仕事の合間に「休憩できていない」と感じる人は60.1%いることが分かった。
「以前より忙しくてランチに出られないことが多い」と感じる人は26.3%、「以前より職場で休憩が取りにくくなった」と感じる人は50.0%いた。
「以前より短時間で効率的に仕事をしなければならない」と感じる人は66.1%いたことなどからも、働き方改革の一環で生産性向上を追求する傍ら、仕事中に休憩を取りにくくなっている実態がうかがえた。
現状どのような休憩を仕事の合間に取り入れているのか聞いたところ、「トイレに行く」(52.6%)、「お茶や水を飲む」(48.4%)、「コーヒーや紅茶を飲む」(43.3%)、「チョコなど甘いお菓子を食べる」(31.5%)、「同僚と会話する」(19.6%)――などが挙がった。
このような休憩を取ることで91.4%は「仕事の効率が上がる」、86.4%は「仕事の満足度も高くなる」と回答。同社は「仕事の生産性や効率を求められる現代、仕事中のちょっとした休憩がブレークスルーポイントとなりそうだ」とコメントしている。
それは休憩になっていない?
休憩として取り入れてはいるものの、しっかり休憩できていると思えないことでは「ネットサーフィンやSNSをチェックする」(46.2%)、「ゲームをする」(39.1%)など、スマートフォンで手軽にできることが上位にランクインした。
その他には「トイレに行く」(30.9%)、「カフェや喫茶店に行く」(30.8%)、「たばこを吸う」(24.2%)などが挙がった。
調査は10月30〜31日にかけて、20〜59歳の有職者800人を対象にインターネット上で実施した。
関連記事
- 契約社員が「働きやすい企業」ランキング 福利厚生が充実している企業などが選ばれる傾向に
契約社員が働きやすい企業はどこ? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが口コミ評価をもとに「労働時間の満足度」「仕事のやりがい」「ストレス度の低さ」などの6項目を評価した結果、2位はトヨタ自動車(3.91点)だった。1位は…… - 半数以上の医師は年末年始も「勤務予定」 「手術室で年越し」などのエピソードも
医師向け転職求人サイト「Dr.なび」などを運営するエムステージはこのほど、医師の年末年始の勤務事情に関する調査結果を発表。平成最後となる今年の年末年始に勤務予定のある医師は51%いた。 - 18年版「正社員の平均年収ランキング」、全体は414万円 職種別1位は829万円の……
転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアは12月3日、2018年版「正社員の平均年収ランキング」を発表。全体の平均年収は414万円だった。職種別1位は829万円の…… - 日本の有休取得率、3年連続で最下位に “休み不足を感じにくい”上司世代が要因か
旅行サイト「エクスペディア」を運営するエクスペディア・ジャパンはこのほど、世界19カ国を対象に実施した有給休暇に関する調査結果を発表。日本の有休取得率は50%と3年連続で最下位だった。 - 「有休取得の義務化」はうれしい? 「中小企業には厳しい」「残業が増えそう」と心配する声も
オンライン総合旅行サービス「エアトリ」は、「有給休暇取得の義務化」についての調査結果を発表した。回答者からは有休取得の義務化を心配する声も寄せられた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.