民間企業で働く大学生に聞く、その会社を選んだ理由は?:成長
就職先を確定する際に、決め手になったことはなんですか? 民間企業への就職が確定している大学生に聞いたところ……。リクルートキャリア調べ。
就職先を確定する際に、決め手になったことはなんですか? 民間企業への就職が確定している大学生に聞いたところ「自らの成長が期待できる」(47.1%)と答えた人が最も多いことが、リクルートキャリアの調査で分かった。
次いで「福利厚生(住宅手当など)や手当が充実している」(37.8%)、「希望する地域で働ける」(37.0%)、「会社や業界の安定性がある」(29.5%)と続いた。この結果について、就職みらい研究所の増本全所長は「学生のコメントをみると、安定志向がうかがえるなか、『将来が見通しづらい社会では自らの成長こそが安定につながる』という声が多かった。こうした背景から、『入社の決め手』として、将来のキャリアにつながる『成長』を挙げる学生が多いと考えられる」と分析した。
男女別で違い
就職先を確定する際に、決め手になった項目は男女によって違いはあるのだろうか。男性は「自らの成長が期待できる」(49.0%)が最も多く、次いで「福利厚生(住宅手当など)や手当が充実している」(32.8%)、「希望する地域で働ける」(28.9%)という結果に。
一方の女性は「希望する地域で働ける」(46.4%)がトップ。以下「自らの成長が期待できる」(44.8%)、「福利厚生(住宅手当など)や手当が充実している」(43.6%)だった。「特に女性は、将来のライフイベントがキャリアへ与える影響が大きいため、長く働き続けるうえでも、入社の決め手となった項目が男性よりも多いことが見て取れた」(同)
インターネットを使った調査で、民間企業への就職が確定している大学生978人が回答した。調査期間は2018年12月3日から10日まで。
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