加熱式たばこみたいな“吸うカフェイン”、発表してすぐに初期ロット完売:働き方改革受け開発
JTグループのBREATHERが12月3日に、カフェインなどを電子たばこのように吸うことができるデバイス「ston」を発表。同日夜に初期ロットが完売し、現在は在庫切れになっている。
JTグループのBREATHER(東京都港区)が12月3日に発表した、カフェインやGABAを電子たばこのように“吸う”ことができるデバイス「ston(ストン)」が話題を集めている。Amazon.co.jpで限定販売しているが、3日夜に初期ロットが完売。現在在庫切れになっており、順次商品を補充しているが、販売再開には数日かかる見通し。
stonは、液体入りのカートリッジを差し込んで加熱し、発生した蒸気を吸うデバイス。加熱式たばこの仕組みを応用して開発した。加熱式たばこと違い電池ボタンはなく、蓋を開けて2回パイプを吸うと電源が入って、蒸気を吸えるようになる。カートリッジは、カフェイン入りでミントフレーバーの「POWER」と、GABA入りでココナッツフレーバーの「CALM」の2種類。
BREATHERは「stonはビジネスパーソンの休みの質を改善するために開発した」と話す。「働き方改革で多くのビジネスパーソンが『時短』を求められているが、単に時間を短くするだけでは意味がない。休みの質を改善する必要がある。ビジネスパーソンはもちろん、幅広い層に利用してもらいたい」(同社)
栄養ドリンクなどを飲むよりも短時間でカフェインやGABAの効果を得られるようにすることで「一休みしたいと思ったときに効率良く気分転換ができる」という。
「カートリッジは差し替えできるので、リラックスしたくなったらGABAを吸って、頭をすっきりさせたくなったらカフェインを吸って……といった風に気分に合わせて使い分けてもらえれば」(BREATHER)
ston本体の価格は6000円(税別、以下同)、カートリッジはそれぞれ3本入りで1800円。販売目標は明らかにしていない。
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