エンタープライズ:ニュース | 2003/06/11 22:23:00 更新 |
IBM、WebSphereポートフォリオを拡大
IBMはWebSphere Application Server 5.0の接続アダプタを多数発表した。これによりWebSphereはJ2EEサーバとしては最も充実した接続性を持つことになる。(IDG)
IBMは6月10日、同社の統合化戦略をより堅固なものにすべく、WebSphere Application Server 5.0に、さまざまなエンタープライズアプリケーション、ハードウェア環境を接続するためのビルトインアダプタを拡大した。
IBMは同社と多数のビジネスパートナーとが共同で開発したWebSphere Business Integration Adaptorを新たに50個追加し、300個をアップデートした。
IBM Softwareの上級副社長兼グループエグゼクティブ、スティーブ・ミルズ氏は同日、WebSphere MQ Extended Security Edition Version 5.3も披露した。この製品は、企業ユーザーが複数のメッセージング環境を利用している時でも、より一貫したセキュリティポリシーを維持できることを目的としたもの。
この新製品を利用するユーザーは、エンドツーエンドのアプリケーションレベルのデータ保護モデルをより簡単に実装し、管理者は一連のセキュリティポリシーをリモート管理で実行できる。
IBMはLotus Workplaceも発表した。Lotus Workplaceは、同社によれば「コラボレーションと人的交流の新時代を作り出すイニシアチブ」という。
この製品にはLotus Notesのコラボレーション機能とWebSphere Portal Frameworkの機能の一部が含まれ、異なるコラボレーション機能を個別に、あるいは総合的に提供できる、と同社では説明する。
新しいアダプタはIBMの新しい価格モデルにより提供され、ヘルスケア、エネルギー/公益企業、自動車、電子機器という4つの垂直市場が対象となっている。
6月10日の製品発表により、IBMは最も広範囲なJava Enterprise Edition 2.0(J2EE)サーバアダプタを保有することになったと主張している。新しいアダプタを使うと、アプリケーション統合プロジェクトでカスタムコードを書く必要がない。
このアダプタ開発にあたったIBMのパートナーは、Attunity、Insevo、iWay、Neon Systems、New Era of Networks、RAI。
IBMは先月、新たなイニシアチブに基づく最初の製品として、Lotus Workplace Messagingを発表した。
新アダプタは7月31日から、WebSphere MQ Extended Security Edition 5.3 は6月10日からの提供開始となる。
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