| エンタープライズ：特集 | 2003/06/16 10:00:00 更新 |
特集：第2回：体験版でいますぐ始めるWebSphere入門 (1/6)
連載2回目となる今回は、実際にWindows版のWebSphereをインストールし、開発手順はどのようになっているかを紹介していこう。
■WebSphere Studio（開発ツール）の選択肢
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■WebSphereアプリケーションサーバ（実行環境）の選択肢
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この特集「WebSphereで始めるJ2EEプログラミング」は、初めてWebSphereについて知る人でも体験できるよう、より実践的な構成としている。第2回目となる今回は、開発と実行環境が入手可能な「WebSphere Application Server - Express評価版」と「WebSphere Application Server 特別編集 体験版CD」を紹介し、実際にサイトを立ち上げるまでの手順を解説していく。どちらのパッケージが適当であるか？ という判断には、「EJBが必要かどうか」がポイントだ。EJBはまだ早い、というのであればExpressでも十分であり、メモリ使用量も比較的少なくてすむ。EJBも試したいのであればExpressでは未搭載なため、必然的にWAS＋WSAD構成となる。
今回はサーブレットとJSPの手順のみを解説するため、Expressパッケージで話を進める。また、基本的にはどちらでも操作感に違いがないため、WAS＋WSADを見据えた入門用としても通用するはずだ。
第1回目で解説したように、WebSphereはメインフレームからPCまで、多くのプラットフォームをサポートする。今回は、初めての人でも実践しやすいようにWindows版を例に挙げていこう。それでは実際のインストール手順を見る前に、入手方法について解説しよう。
WebSphereを入手するためには
WebSphereは、「翻訳の王様」や「ホームページ・ビルダー」と同じ日本アイ・ビー・エム（以下、IBM）のソフトウェア製品であるが、一般のパソコンショップでは販売されていない。それでは、直接、IBMの営業とやり取りする必要があるのだろうか、とエンジニアを始め、手軽に試用をしてみたい人には手の出しにくい存在だったかもしれない。
しかし、前述したように評価版が用意されており、入手することで手軽に開発環境を体験することができるのだ。この特集は、あえて評価版を元に構成しており、開発環境としてWebSphereを試してみたいのであれば、記事を見ながらインストールしてみることをおすすめする。評価版は、IBM主催イベントで配布されることも多いが、最近では雑誌や書籍に付いていることも多いので入手しやすいだろう。
IBMのWebサイトで評価版をオーダーする、という手段もある。IBMのWebサイトでは、「製品＆サービス」→「Webアプリケーション・サーバー」→「【無料】WebSphere V5導入体験版CD-ROM予約受付中」のリンク先をたどり、幾つかの質問に回答すればよい。後日、体験版CD-ROMが郵送される。
いますぐに手に入れたいという人には、IBMサイトから直接ダウンロードする方法もある。ただしダウンロード先のサイトは米国のため、かなりの部分が英語だ。ここでは、いますぐに使いたいという人のために手続きの支援解説をしておこう。
ダウンロードサイトは、前述のWebSphereサイトのサイドナビ（ブラウザーの左側に出るリンク）で「ダウンロード」をクリックすればよい。ここでは、ユーザー登録（無料）を行い、IBMダウンロードサイト共通のIDを入手する。
[米持幸寿，ITmedia]
