エンタープライズ：特集 2003/10/24 15:00:00 更新


特集：第3回　Sun ONE Studio 5を使ったアプリケーション構築の手順 (6/6)

アプリケーションの配備から動作確認

1. 「デフォルトサーバー」の確認

　「エクスプローラ」の「実行時」タブ「サーバレジストリ」→「デフォルトサーバー」の「J2EEアプリケーション」、「Web層アプリケーション」がSun ONE Application Server 7のエントリになっていることを確認します。「デフォルトサーバー」にSun ONE Application Serverが設定されていない場合には、前述した「デフォルトサーバーの設定」を参照すればよいでしょう。

2. 配備

deploy1.jpg

「WEB-INF」を右クリックして「配備」を選択します


deploy3.jpg

ステータスバーに「配備を終了しました。」と表示されれば完了です


　ここまででデプロイが完了し、Webブラウザで動作確認することができるようになりました。次のように指定してみます。

exec1.jpg

初期ページ「http://<ホスト名:ポート番号> /greeter/index.html」にアクセスします


exec2.jpg

フォームへ文字列を入力し、このような感じに現時刻に合ったメッセージが表示されれば成功です


アプリケーションの配備の取消し

1. 配備されたアプリケーションを確認します

　「エクスプローラ」の「実行時」タブを表示させ、「サーバーレジストリ」→「インストールされているサーバー」→「Sun ONE Application Server 7」→「管理サーバー(localhost:4848)」→「サーバーインスタンス（server1(localhost:4848)）」→「配備されているWebモジュール」とたどります。ここでは、前述で配備をした「SimpleWeb」が表示されていることを確認します。表示されない場合には、「配備されているWebモジュール」を右クリックして「リストを更新」を選択してください。

　ここでは、Webモジュール(war)を配備したため、「配備されているWebモジュール」以下に表示されますが、EJBモジュール(jar)の場合には「配備されているEJBモジュール」下に、そしてJ2EEアプリケーション(ear)であれば「配備されているアプリケーション」下にそれぞれ表示されます。

2. アプリケーションの配備を取り消します

undeploy1.jpg

配備されたモジュール「SimpleWeb」を右クリックし、「配備の取消し」を選択します


undeploy2.jpg

ステータスバーに「配備の取消しが終了しました。」が表示されれば完了です


ビジネス利用には応用を参考にして拡張を行っていけばよい

　今回は、Sun ONE Studio 5を用いたJ2EE Webアプリケーションを開発する基本手順を解説してきました。

　開発ツールを使用することで、簡単にWebアプリケーションを構築できることが分かったでしょう。またその一方で、ビジネスで使用する実サービスを構築する上では、今回のアプリケーションをベースにさまざまな機能を追加する必要があることも周知の通りです。そのような拡張を考える際、第2回目「Sun ONE Application Server 7のインストールと基本操作」で解説をしたサンプルアプリケーションを利用したり、以下のような情報サイトを利用することで柔軟に対応できます。

　有益なコンテンツをどんどん利用してJ2EEを習得し、そして利用することでビジネスを円滑に進めていくことを期待します。

関連記事
▼Interview：「Sunはこれからも革新を続ける」とマクニーリーCEO
▼IT市場活性化を狙うJava Enterprise Systemが国内デビュー
▼SunNetwork 2003 レポート

関連リンク
▼Sun ONE Application Server 7日本語ドキュメント
▼Sun ONE Application Server開発者サイト

前のページ | 1 2 3 4 5 6 | 　　　　　

[高山義泉，ITmedia]