安心して電子メールを利用できる縁の下の力持ち:NECビッグローブが選んだセンドメールの迷惑メール対策ソリューション

インターネットサービスプロバイダー(ISP)にとって、電子メールはインターネット接続と並ぶ基幹サービスの1つ。大手ISPのNECビッグローブは、年々増加の一途をたどる迷惑メールに対処し、安全性の高い電子メールサービスをユーザーへ提供するためにセンドメールの迷惑メール対策ソリューション「Sendmail Anti-Spam」を導入している。


“当たり前”のサービスを実現するために

 NECビッグローブは、2004年夏から迷惑メール対策に着手した。「迷惑メールの流通量が増え、メールの処理が利用者にとって大きな負担になり始めていました。利用者が安心して利用できる電子メールサービスの実現が急務でした」と、パーソナル事業部第二サービスビジネスグループの國分妙子主任は話す。

 当初の対策は、メールに頻繁に使われるキーワードから迷惑メールであるかどうかを判定する手法を利用していた。だが、キーワード対策だけでは日々多様化する迷惑メールに追従するのが難しく、効果的な迷惑メール対策ソリューションの導入が急務となった。

 導入に際しては、判定精度の高さと電子メールシステムへの組み込みやすさを重視した。杉浦淳マネージャーは、「ISPでは独自の電子メールシステムを運用している場合が多く、ソフトウェアをインストールするだけで導入できる利便性を希望しました」という。

photo 電子メールサービスを担当するパーソナル事業部第二サービスビジネスグループの杉浦氏(左)と國分氏

 検討段階では6、7社のセキュリティベンダーのソリューションを比較し、最終的に2社に絞って、2005年1月から試験運用を開始した。実際にスパムメールを収集し、迷惑メールの判定精度や誤検知率、処理時間などを評価し、最終的にサポート体制を含めてセンドメールのソリューションに決定した。

 センドメールの「Sendmail Anti-Spam」は、英文の迷惑メールでは判定率の高さに定評があったのですが、日本語の迷惑メールも他社に比べて高い判定率であることが分かりました。判定精度を高めていくために、こちらからさまざまな情報を提供しますが、スパム検出エンジンへの反映の早さなど、迅速に対応してもらえる点もセンドメールを選ぶきっかけになりました」(國分氏)

 NECビッグローブでは、2005年3〜5月に1万3000人のモニターを対象としたβ版サービスを実施し、モニターから寄せられた情報をセンドメール側へ提供して、迷惑メールの判定精度をできる限り高めるチューニング作業を進めた。この結果、80%のモニターが判定精度に満足しているとアンケートで回答し、2005年5月から本サービスを開始した。

確かな顧客満足度の向上につながる

 迷惑メール対策の導入は、一般企業では膨大に送りつけられる迷惑メールを事前にブロックしてシステムへの負荷を減らすことができ、迷惑メールの処理に伴う社員の業務効率の低下を抑止するといった効果が見込まれる。しかし、通信事業者であるISPには電気通信事業法などによって、受信した電子メールを拒否できないという厳しい制約が課せられている。このため、スパムと判定した電子メールであっても拒否ができず、利用者に届けなくてはならない。

 「迷惑メール対策は、利用者を保護するためにISPにとって必須の取り組みです。『スパムメールがこれだけ減った』というような定量的な効果を出すのは難しいのですが、スパムであるかどうかをできる限り正しく判定して利用者に知らせることで、安心して使用できる電子メールサービスが実現しています」と杉浦氏は話す。

 NECビッグローブでは、迷惑メールと判定した場合に電子メールのヘッダやサブジェクトに「spam」との表記を自動的に挿入することで、利用者に迷惑メールの疑いがあることを通知している。電子メール全体の流通量に占める迷惑メールの割合は6割とも7割ともいわれるが、「当社もほぼ同様の傾向にありますが、これらの大量のメールが事前に迷惑メールと分かることで、利用者の負担は大きく軽減されています」(杉浦氏)とのことだ。

 電子メールシステムを運用・管理する立場では、センドメールのソリューションをどのように感じているのだろうか。基盤システム本部サービス開発グループの加藤理人主任は、「ウイルスチェック機能と併用しても瞬時に判定をしてくれます。システムリソースへの負荷が小さいので、特に意識することなく、日々のオペレーションに集中できます」と話している。

photo 「安心できるという利用者の声が運用業務での励みなっています」と話す加藤氏

 NECビッグローブは、個人会員向け以外に法人向けの電子メールサービスをASPで提供している。企業向けのサービスにおいても、「迷惑メールの判定精度が高い」という評価を得ており、迷惑メール対策が本格導入の決め手になったケースも少なくない。

 迷惑メールの形態は常に変化を続けており、効果的な対策を継続していくには利用者からのフィードバックを迅速に反映させる仕組みが欠かせない。NECビッグローブのように、センドメールには同社のソリューションを導入しているISP各社から日々膨大な迷惑メールに関する情報が寄せられ、センドメールのSendmail Anti-Spamはこれらの情報をスパム検出エンジンなどへ迅速に反映させて、迷惑メール被害の拡散を防ぐ取り組みを行っている。國分氏は、「今後もセンドメールと連携し、判定の精度の更なる向上を図り、利用者のみなさまにより安心・安全にブロードバンドを楽しんでいただける環境を提供していきたい」と話す。

 本サービス開始後の利用者アンケートでは9割以上が「満足」と回答し、利用者とNECビッグローブ、センドメールの協調した取り組みが確実な成果を挙げている。

 このように、センドメールのSendmail Anti-Spamは、同社とISPなどの導入企業や利用者一人ひとりとの強い結びつきによって、電子メールを安心して利用していくためのインフラ的な存在となっているようだ。

image β版サービスでは80%のモニターが迷惑メールの判定精度に満足し、本サービスでは9割以上に向上した

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提供:センドメール株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2008年3月24日

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