エンタープライズ流のスマートな使い方を実現するデル「Latitude ST」Windows 7 スレートPCで社員の活力をUP

企業の競争力をいかに高めるか――この課題を解決するために、新たなクライアントデバイスの活用が注目を集める。デルが新たに提供するWindows 7 スレートPCの「Latitude ST」は、企業ユーザーがクライアントデバイスに求める要件を満たすべく開発された。その実力を紹介しよう。

» 2011年11月02日 10時00分 公開
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 コンシューマー市場でのスマートフォンやタブレット型デバイスの人気を受けて、こうした新しい形態のデバイスを企業の業務環境に取り入れ、社員の生産性を高めていくという方法が注目を集める。しかし、企業で新しいデバイスを導入するには、例えば、社員が使いこなせるか、自社のセキュリティ要件を満たせるか、既存の運用管理に組み込めるか、アプリケーション改修が必要か――といったいろいろな条件を考慮しなければならない。

 企業のIT管理者がクライアントデバイスに求めるのは、自社のシステム環境との親和性が高いこと、そして、社員に新しいコンピューティング体験を通じて生産性の向上というメリットを提供できることにある。デルは、こうした企業のニーズに応えるべくWindows 7 スレートPC「Latitude ST」を開発した。

 それではWindows 7 スレートPC、そして、Latitude STが企業ユーザーにどのようなメリットを提供するのかを掘り下げてみていこう。

既存環境に“溶け込める”スレートPC

 スマートフォンやタブレット型デバイスが支持される最大の理由は、持ち運びに便利なサイズやネットワーク接続機能といったという特徴を生かして、ユーザーがいつでもどこでもほしい情報にアクセスし、利用できる点にある。

 しかし、ビジネスシーンで利用していくためには、上述した数々の条件をクリアし、企業として適切に管理ができることが不可欠だ。さまざまなサードパーティーの製品やサービスを組み合わせてソリューションを構築する方法もあるが、できれば既存資産を生かしてこれを実現したいというのが、企業ユーザーの要望だろう。

 この新しいクライアントデバイスに対する企業ニーズに応えられる存在となるのが、MicrosoftのWindows 7 スレートPCである。企業PCの多くがWindowsマシンであり、Windows環境で動作する業務アプリケーションも広く使われている。Active Directoryによるユーザー管理/認証の仕組みをはじめ、情報システムの基盤は、Windowsを前提にしている。

 コンシューマー市場で人気を博している数々のデバイスは、OSなどのプラットフォームの種類が多岐にわたる。企業のシステム環境に異なるプラットフォームのクライアントデバイスを導入するとなれば、上述したような課題が生じることに加え、対応に必要なコストも無視できない。だが、Windows 7 スレートPCであればこのような心配は無用だ。既存のシステム環境をほぼ変更することなく、最新OSを搭載したクライアントデバイスを容易に導入できるのである。

 なお、デルではキーボートを搭載せず、ディスプレイ上でさまざまな方法を使って入力操作ができる形態のPCを「スレートPC」と定義している。

エンドユーザーに新たな体験を

デル 公共・法人マーケティング本部 クライアント製品ソリューションマーケティングマネージャー 垂見智真氏

 デルは、Windows 7 スレートPCのLatitude STを企業ユーザーの数々の声を基に開発したという。公共・法人マーケティング本部 クライアント製品ソリューションマーケティングマネージャーの垂見智真氏が、「デルが長年にわたって企業や官公庁におけるPCのビジネスで培ったノウハウや経験を注ぎ込んだ」と話す自信作だ。

 Latitude STは10.1型のディスプレイを採用している。これは入力のしやすさ、表示する情報の見やすさにおいて、最もバランスが取れた大きさだという。タブレット型デバイスの多くは指での入力を意識したものだが、指による入力は細かな操作が苦手であったり、業務用に作り込まれたアプリケーションにはそもそも指での操作を前提としていないものもまだまだ多くみられるといった問題がある。

 このため、Latitude STには静電式のタッチペンが備えられている。タッチペンを使えば、的確にディスプレイ上のボタンを押すことができるし、紙に文字を書くような感覚で文字を入力することもできる。タッチペンはLatitude STの内部に収納でき、紛失しないように本体とはひもで結ばれている。タッチペンを搭載する製品は他にもあるが、こうしたきめ細やかな点は、ユーザーの声で製品を開発しているデルならではの特徴と言えよう。

 また標準バッテリー(着脱可能)で7時間以上も駆動でき、同社独自の充電技術「Express Charge」によって1時間で80%の充電が可能だ。本体の重さは約815グラムとなっており、外出などで持ち歩いてもユーザーに負担を感じさせることなく、長時間の業務利用にも耐えるモビリティ性能を実現している。ディスプレイの表面にはCorning Gorilla Glass、筐体には質感の高いラバーバンパーを採用しているので、外部からの衝撃に強く、傷が付きにくい。

Latitude STの全体像。長時間駆動するバッテリーと備え、モバイルデバイスとして高い性能を持つ

 Latitude STは、さまざまなVoIPツールやユニファイドコミュニケーションシステムに対応した多機能なコミュニケーションデバイスという特徴も兼ね備える。前面にハイビジョン(720P)撮影対応カメラ、背面に500万画素カメラを背面に搭載している。HDMI出力で端末のデータを手軽に大型テレビなどに投影できるほか、Bluetoothにより、外部GPSモジュールなどとの通信も可能である。

 これらを利用すれば、例えば、高画質映像のビデオ会議で相手とやり取りをしたり、外出先で高画質の写真を撮影して、そのデータをレポートやメールに添付して相手に送ったりする、またはGPSで取得した位置情報と地図情報を営業日報に加えて詳細なレポートを作るといった、“リッチ”なコミュニケーション環境を実現する。

 このほかオプションとして、3基のUSBポートやギガビットイーサネットポート、電源ポートなどを装備したドッキングステーションも提供しているので、執務室の自席のような場所ではLatitude STをデスクトップPCのような感覚でも利用できるだろう。

「Latitude」ブランドを冠する

 Latitude STは、企業や団体に属するエンドユーザーに新しいコンピューティング体験を提供するだけでなく、IT部門にも多くのメリットを提供する。この製品にデルを代表するノートPCブランドの「Latitude」が冠されていることにも注目したい。

 その特徴の1つがモジュール化された内部構造だ。バッテリーやディスクなどの基幹部品が故障しても、モジュールを交換するだけで良い。一般的なスマートフォンやタブレット型デバイスではこうした対応が難しいので、本体を丸ごと、費用と時間を必要とする修理に出さなければならないケースもある。

 製品の仕様や基本ソフト、ドライバが変更になった場合でも、同社が提供する「ImageWatch」サービスを活用すれば、変更情報をすぐに入手できる。また、LatitudeシリーズならではのBIOSへのこだわりの一貫として、Preboot eXecution Environment(PXE)によって新しく作成したディスクイメージをネットワーク経由でLatitude STに展開できるようになっており、大量展開の際の工数削減なども十分に検討されている。

 セキュリティ対策の点でも、必須となるアンチウイルスソフトは通常のWindows向け製品をそのまま適用できる。ノートPCではおなじみのケンジントンロックも使える。また持ち歩きの際に、デバイスの盗難・紛失によって重要な業務データが流出してしまうのではということが懸念されるが、Latitude STはセキュリティチップ(TPM)を内蔵しており、Windows 7のProfessional/Enterprise(マイクロソフト ソフトウェア アシュアランス契約の場合)/Ultimateの各エディションを利用できる。TPMとこれらのエディションに搭載された標準の暗号化機能「Bitlocker」を活用して、データを保護できるようになっている。

 Latitude STに代表されるWindows 7 スレートPCは、Microsoftの運用管理ツールのSystem Center Configuration Managerをはじめ、既存の運用管理ツールで一元的に運用できるし、デルが提供するクライアントPC管理サービス「Dell KACE」も利用可能だ。

 このような充実したサポートは、Latitudeブランドならではであり、同社はグローバルで利用可能な3年間のサポートサービス「Dell ProSupport」も提供する。法人利用の前提条件とも言える、長期にわたるクライアントデバイスのライフサイクルを同社が強力にサポートしてくれるだろう。

ユーザーに応じたソリューションを提供

 それでは、Latitude STのようなWindows 7 スレートPCはどのような業務シーンで活用できるのだろうか。

 例えば、自動車販売会社のショールームでは、最新車種の電子カタログを店頭で表示させたり、顧客との商談での見積りの作成や契約手続きをしたりできる。メーカーでは工場の生産ラインの制御端末として、病院では電子カルテの端末として、学校なら教材端末として、それぞれの場所に応じたスレートPCを活用するスタイルが存在する。

 Windows 7 スレートPCの導入では、こうした具体的な利用シーンを想定しながら、実際に使用するエンドユーザーの社員がスレートPCをスムーズに使いこなせるようにしていていくことが重要だ。

 垂見氏によれば、デルはLatitude STの活用を検討する企業の業種や業態に応じたソリューションサービスも提供していくという。スレートPCの利用シーンは業種や業態によってさまざまである。本当の意味でスレートPCを使いこなすには、デルのようなクライアントからサーバ、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアまでを手掛けるパートナーの存在が不可欠と言えよう。同社は企業単位で対応する営業体制を構築しており、担当者に相談することがスレートPC導入の近道になる。


これまでに述べてきたことから、Windows 7 スレートPCに代表される新しいクライアントデバイスの企業導入は、それほど難しいものではないと言える。その最大の理由は、デルのような企業ユーザーを力強く支えてくれるパートナーがいるからだ。実際にデルは、顧客企業の要望を基にLatitude STを開発しており、その活用を支援する豊富なソリューションをEnd to Endで提供できる体制も構築している。

 新しいコンピューティング体験がユーザーの活力を高めてくれることは、コンシューマー市場におけるスマートフォンやタブレット型デバイスの急速な普及がそれを証明している。企業もLatitude STのようなWindows 7 スレートPC、そして、デルのようなパートナーを活用すれば、社員の活力を高めていける業務環境を実現できるのである。

Latitude、DELLロゴは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows 7 professional 、Microsoft System Center Configuration Managerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または登録商標です。



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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2011年12月8日