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» 2012年09月27日 10時00分 UPDATE

iOS端末を業務に使いたい、“専門知識不要”の業務アプリ開発方法とは?

スマートデバイスでもPCと共通の業務アプリを使いたいが、ノウハウもないし、開発コストや期間がかかって難しい……そんな悩みを抱える企業は少なくないはずだ。できるだけ簡単にiPadやiPhoneを業務で使う方法はないか、“近道”を探ってみた。

[PR/ITmedia]
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 スマートデバイスが一般化した今、ビジネスシーンでiPadやiPhoneを使って業績を上げている企業は多い。新たに導入を考えている企業にとって、PCで使用している業務アプリケーションをiPadやiPhoneでも使いたいというニーズは高いだろう。だがiOS端末向けのシステム構築では、プログラミング言語を用いた開発が必要となるため、ハードルが高いと感じる企業は少なくない。

 それを解決する1つの手段が、ファイルメーカーのデータベース製品「FileMaker」シリーズの活用だ。同製品はプログラミング不要で業務アプリケーションを作成できるのが特徴で、開発に関する専門知識を持たない業務部門でも簡単に使えることから、業種を問わずさまざまな企業で利用が広がっている。

 今年発売された最新版のFileMaker 12では、iOS端末向けの「FileMaker Go」が無償化され、iPadやiPhoneでの業務アプリケーション導入がさらに簡単になった。本稿では、データベース作成ソフト「FileMaker Pro」とFileMaker Goの組み合わせによって、iOS端末上で業務アプリケーションを活用するための方法を紹介しよう。

「プログラミング不要」で業務アプリを作成

 FileMaker Proはプロジェクト管理や資産管理などを行えるデータベース製品だが、注目すべきは「プログラミング不要」で業務アプリケーションを作成できるという点だ。ユーザーはC言語やJavaといったプログラミング言語、データベース用のSQL文を習得する必要なく、入力項目の名前とデータの内容などを決め、入力用の画面をGUIで設定するだけで、iOS/Windows/Mac/Webのマルチプラットフォームに対応する業務アプリケーションを作成できる。

 それでも設定が難しいという場合は、付属のテンプレートを使えば簡単だ。製品カタログやコンテンツ管理、イベント管理などといった用途ごとに用意されている16種類の「Starter Solution」を選択するだけで、即座にデータベースを作成できる。作成したデータベースは後から細かくカスタマイズすることも可能だ。

 ユーザーインタフェースの変更は、メニュー画面から「テーマの変更」を選択するだけの2クリック操作で行える。iPadやiPhone向けにデザインされたテーマ(Appleのガイドラインに準拠)も複数用意されており、スマートデバイス上で使いやすい業務アプリケーションを簡単に作成できる。

photo iPadやiPhone向けに使いやすいインタフェースを設計できる

 また、会計システムなどの基幹系データベースとの連携も簡単だ。Oracle、MySQL、SQL Serverなどの外部SQLデータソースとの接続に対応し、ODBC、JDBC、XML、PHPといったオープンなデータ交換方式をサポートする。既存のデータを活用して価値を生み出す“データ駆動型”のアプリケーションを作成しやすい仕組みになっている。

作成したアプリをiPad/iPhoneで

 FileMaker Proで作成した業務アプリケーションをiPad/iPhone上に展開するために使うのが、iOS向けネイティブアプリのFileMaker Goだ。ユーザーはApp Storeから「FileMaker Go for iPad」または「FileMaker Go for iPhone」をダウンロード(無償)すれば、FileMaker Proで作られたユーザーごとの業務アプリケーションの機能や情報を利用できる。

 業務アプリケーションの展開方法は、複数のパターンから選択できる。例えば、共通のネットワーク上のPCやサーバ上にホストし、IPアドレスをiPad/iPhone上で入力してリモートアクセスする方法。また、PC/MacにUSB接続してiTunes経由でファイルをiPad/iPhoneに転送したり、メールで転送したり、オンラインストレージやWebサイトにファイルを置き、iPad/iPhoneでダウンロードしたりしてオフラインで使う方法など、さまざまな展開方法から柔軟に選べるようになっている。

 このようにFileMaker Goでは、FileMaker Proで作成した業務アプリケーションを、オフライン環境/オンライン環境のどちらでも実行できる。FileMaker Proで作成した業務アプリケーションには、データベース自体が含まれている。オフライン方式の場合、このデータベースファイルをiPhone/iPadの内部ストレージに保存するため、いつでもデータの参照や更新を行える。

 一方、オンライン方式では、iPad/iPhoneから3G通信や無線LANなどを通じて企業内ネットワークにアクセスし、FileMakerベースの業務アプリケーションに接続する。社内外を問わずリアルタイムにデータベースを更新しながら使いたいという場合は、この方式を採るのがベストだろう。

 また、複数の端末に展開した業務アプリケーションの更新を気にする必要もない。端末がサーバにネットワーク接続されてさえいれば、サーバ側で行った更新が各端末にリアルタイムで反映される。

 ユーザー数が増えた場合は、FileMaker Proのデータをサーバ型の「FileMaker Server」に載せ換えて使えばいい。FileMaker Proの同時使用可能ユーザー数は9人だが、FileMaker Serverは最大250人、さらに最上位版の「FileMaker Server Advanced」では無制限と、ビジネス規模の拡大に合わせて導入数を増やしていける。

photo FileMakerで開発する業務アプリケーションのライフサイクル

セキュリティ対策機能も複数搭載

 iPadやiPhoneを業務に活用する上で欠かせないのがセキュリティ対策だ。FileMakerシリーズでは、ユーザーが社内外からデータ駆動型アプリケーションを安全に利用するため、さまざまなセキュリティ対策機能が搭載されている。

 例えば、アカウント管理機能としてActive DirectoryとOpen Directoryの両方に対応。Windows環境でもMac環境でも、展開した業務アプリケーションの使用状況を細かく管理できるようになっている。

 SSLによる暗号化通信にも対応するほか、UUIDによるユーザー識別にも対応。アクセス権限の設定にも対応し、ユーザーの役職ごとに業務アプリケーションの利用範囲を振り分けられる。こうした作業でもプログラミングの必要はなく、開発者は業務アプリケーションのフォームなどを選択し、個人やグループごとにその使用を制限するだけで、役割ベースのセキュリティを実装できる。

 端末の紛失・盗難に備えるには、FileMaker Serverの使用が効果的だ。FileMaker Serverの利用時は、データはサーバ上にのみ保存され、クライアント端末には保存されない。そのため、端末を万が一紛失してしまった際なども、対象の端末からのアクセスをサーバ側で遮断することで、情報漏えいの危険性を抑えられる。

活用シーンはさまざま 多数の導入事例も

 こうしたアプリケーション開発・展開の簡単さ、豊富なセキュリティ機能や拡張性などが評価され、FileMakerシリーズは業界業種を問わずさまざまな企業で利用されている。

 例えば米バークリー音楽大学では、入学志望者7200人の把握にFileMakerを活用。募集担当者はiPad上で志望者1人1人の成績の記録を管理し、入学者選抜の効率化につなげているという。また米国の展示会施設、オースティン・コンベンション・センターでは、FileMakerの導入で従業員の作業指示を紙からiPadへと移行し、業務の効率化に成功している。

 国内での採用事例も数多い。ブライダル専門の衣装レンタル事業を手がけるアクア・グラツィエでは、基幹系システムのクライアントとしてiPadとFileMakerを導入。合計100台以上のiPad/iPad2を顧客管理や在庫管理などに活用することで、取扱商品の在庫を半減できたという。

 また、茨城や千葉を中心に店舗を展開するリユース商品専門店「WonderREX」では、店頭に持ち込まれた商品を査定する端末としてiPadとFileMakerを活用。商品の価格をWebで検索できる機能なども盛り込み、販売・買い取り戦略の強化につなげているとのことだ。


 iPhone 5が発売されたことも相まって、今後ますます盛り上がることが予想されるスマートデバイス市場。iPadやiPhoneの導入で業務を効率化したいと考える企業にとって、アプリケーション開発のハードルを下げるFileMakerの採用は有効な選択肢になりそうだ。

■この記事に関連するホワイトペーパー

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カスタムiPad & iPhoneビジネスアプリを作成、展開、管理するための、
包括的なプラットフォーム

FileMaker(Apple完全子会社)が提供するFileMakerプラットフォームは、iOSアプリのライフサイクル(設計、構築、展開、統合、管理、保護、発展)に必要な機能をすべて提供しており、iPad & iPhoneの企業導入において費用対効果の高い選択肢となっている。


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提供:ファイルメーカー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2012年10月31日

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FileMakerカンファレンス2012

FileMaker が主催する年に一度のカンファレンス。
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イベントの詳細情報、および参加の申し込みはこちらから。