日常でも、いざという時にも役立つバックアップとは?「しまった!」時にすぐ役立つ“簡単・速い”バックアップ

東日本大震災の発生を契機に、自然災害に加えて日常での企業システムの安全性が改めて見直す動きが活性化している。しかしながら、ZDNet Japanとシマンテックが行った調査からは、対策としてバックアップを導入したものの十分な運用ができておらず、以前対策が不十分である中堅・中小企業の現状が浮き彫りになっている。そこで、いざという時にも、日常的にも役立つバックアップ対策を実践する上でのポイントについて探る。

» 2013年03月28日 10時00分 公開
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バックアップをしてなくて「困った」経験は半数

 シマンテックとZDNet Japanは、2012年12月に従業員300人以下の中堅・中小企業約500社に対して「バックアップの導入・適用に関するアンケート調査」を実施した。調査の問いの中で「過去にバックアップを行っていないためデータやシステムの復旧ができず困った経験がありますか?」では、半数の人が「実際に困った経験をした」と答えている。大きな災害などが無くともシステム障害や操作ミスによってシステムがダウンする、あるいは大切なデータを紛失することは少なくない。

※出典:2012年12月ZDNet Japanで実施した従業員規模300人以下の中堅・中小企業IT担当者500名へのバックアップ対策への意識実態調査、調査ホワイトペーパー「『バックアップの落とし穴』に陥らないために〜失敗から学ぶ賢いバックアップ運用・製品選択のツボ

 シマンテックの過去の調査では、システム停止に至る障害の3大原因は、(1)ハードウェア障害が40%、(2)ヒューマンエラーが29%、(3)ソフトウェア障害が13%――で、災害によるものはわずか3%という結果が出ている。ハードウェア故障が多いものの、何等かの操作ミスやソフトの不具合によるものもほぼ同じくらいを占めている。

 だから、ハードウェアが故障した場合に備えて「RAID構成をとっていれば、こうした障害に対策できている」とは言い難い。ハードウェア故障以外の障害にも対応するためには、きちんと常にバックアップを確保しておく必要があるが、そうしたこともまだきちんと理解されていない回答も調査では見受けられた。

 ZDNet Japanで実施した中堅中小企業へのバックアップ対策実態調査では、「バックアップ/作業で失敗した経験の有無」を問う設問で、約5割以上が失敗した経験があると答えており、導入はしたものの適切な運用がなされていない感もうかがえる。こうしたことから、中堅中小企業における、バックアップ導入には、幾つかの誤解とギャップがあるように思われる。

実態を把握していない企業も多数

 バックアップや復旧に失敗しているケースが多いのに加えて、バックアップの運用をきちんと管理・把握されていないと思われる回答も調査の中では目立った。そうした運用がきちんとできていないことが、いざという時の対応時間の長さに大きく影響する。

プロダクトマーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャ 浅野百絵果氏

「最初は社内のスタッフで復旧を試み、うまくいかないので外部の協力企業に依頼して、といったことになると、ほぼ丸一日システムが動かないということも珍しくありません」

 そう話すのは、シマンテックのプロダクトマーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャの浅野百絵果氏だ。

 浅野氏は、いざという時にうまく復旧できない原因について、バックアップそのものが失敗していたのにそれに気付かなかったというケースと、復旧をする際にさまざまな要因から復旧が困難になるケースがあると指摘する。

「障害時の復旧について、外部の企業に全て任せているというユーザーいますが、中堅・中小企業では基本的に自社スタッフが復旧することを想定しているところも少なくありません。調査からは、意外とバックアップの設定確認やバックアップデータの点検、復旧作業の試験作業を実施していない企業が多いことがうかがえます」

 アンケート調査の結果では、過去のバックアップの主な失敗原因として、「ストレージ容量が不足」、「バックアップ時間が長くなり、設定されたスケジュール内で処理できなかった」、「バックアップの設定ミス」がトップ3を占めている。

 また、浅野氏は、「調査では回答者の約4割が『リカバリを実際に行ったことがない』『バックアップのリカバリテストやバックアップデータの点検を実施している』のは回答者の約4割程度という結果が出ています」と話す。せっかくバックアップを導入していていも、手順の確認や実際のテストをしていないのでは「万が一」の時にどれほど役に立つか分からない。これでは対策ができているとは言い難い状況である。

 バックアップの必要性を感じているものの、自社に適したバックアップの仕組みをなかなか見つけられないと苦慮している企業が多いことがうかがえる。

いざという時にも日常的にも役立つバックアップ製品とは?

Symantec System Recovery 2013

 浅野氏によれば、バックアップは、システム復旧時にだけ役に立つものではないという。

「自社システムの改善作業やハードウェア更新時に、各社員や部門が持つデータを正確にバックアップしておけば、業務をスムーズに再開できます。PCのリプレースでも、社員が自分のデータを簡単で正確にバックアップできれば、IT部門の負担がかなり軽減されるはずです」

 シマンテックでも各社員が自分のPCに保存されている業務データをバックアップするようにしており、その際に「Symantec System Recovery 2013 Desktop Edition」というPC用のバックアップ製品を活用しているという。

「Symantec System Recovery 2013は、『イメージバックアップ』という技術を採用しており、システムとデータを丸ごとイメージとしてバックアップしますので、従来のバックアップよりもはるかに短時間で作業を完了させることができます。また、保存したバックアップデータは、丸ごと復旧することも、部分的に一部のフォルダやファイルデータだけを抽出して復旧することとも可能です」

 操作も直観的で簡単なので、社員が個人で外付けHDDにバックアップ取得の設定を行っている。

ウィザードに従って3ステップ設定、簡単な操作でバックアップができる

 「Symantec System Recoveryを初めて使ったユーザーがまず驚くのは、作業時間の速さと操作の簡便さです」と浅野氏が語るように、同製品はIT部門のスタッフでなくても手順を間違えずにシステムリカバリを実施できる。

日常的に社員でも操作できるレベルであれば、いざという時にでも操作面で問題はないだろう。

 バックアップの時間が長くなりすぎて、設定していたバックアップのスケジュールでは完全なバックアップデータを作成できなくなる、という悩みを抱えているユーザーにもSymantec System Recovery2013は役立つ。「System Recovery」という製品名からも分かる通り、システム復元時にOSの再インストールや再設定をせずに、丸ごと復元できるため復旧作業の煩わしさを大幅に削減できる。また浅野氏は、バックアップ製品の選定ポイントの1つにバックアップ機能だけでなく復元機能がどのくらい充実しているか、使えるかを重要なポイントだと説明する。

「バックアップソリューションを選択する際のポイントの1つに、復元の柔軟性が挙げられます。障害発生時に代替ハードウェアを使って復元する際、環境の変化が影響して完全なデータを作成していてもリカバリができないケースがあります。Symantec System RecoveryはOSが同じであれば、どのような代替機にもスムーズに復元できます」

 Symantec System Recoveryは、日常に発生しうるメンテナンス的なハードウェア交換時にも使える上、いざという障害時にも使えるバックアップ製品と言えよう。

異なるハードウェア構成の新しいハードウェアや仮想化環境への移行にも対応する

 Symantec System Recovery 2013 は、すでに最新のWindows 8、Windows Server 2012にも対応しており、Windows PC、Windows Serverのほかに、Linuxのサーバに対応したEditionも提供している。また、最新のVMware(vSphere 5.0/5.1)やMicrosoft Hyper-Vもサポートしているので、仮想環境を含めたバックアップ/リカバリにも安心して利用できる。バックアップ先には、USBメモリや外付けHDD、RDXやNAS/SAN、FTPサーバも含められる。データを暗号化して、こうしたメディアに保存する機能も標準搭載している。

中堅中小企業向けにうれしい、包括的な機能を搭載・低価格で提供

 浅野氏は、「Symantec System Recoveryはさまざまな高度な機能を標準搭載しています。製品によっては、オプションを購入しなければ特定の機能を利用できないというケースもあり、いざという時に「実は使えない!」ということもあるでしょう。Symantec System Recovery 2013では、万一の時に『使うべき機能が使えなかった』ということが無いようにしたいと考えています」と話す。

 Symantec System Recovery 2013 Server EditionやDesktop Editionでは、先に挙げたさまざまな復元機能についても標準装備しているため、追加でオプション購入の必要はない。これ1本を購入するだけでユーザーが求める機能が全て網羅されているので煩わしさがないだろう。

 さらに、今回の新しいバージョンのSymantec System Recovery 2013では、中堅・中小企業の管理の手間を省きたいというニーズに応え、無償の「System Recovery Monitor」という管理ツールも標準でバンドルされている。複数台のサーバやPCのバックアップを導入した際に、担当者が自身のPCにSystem Recovery Monitorをインストールし、逐次バックアップが成功しているかどうかをSystem Recovery Monitorからリモートで簡単に確認できる。さらに、データに不具合があれば、自動的に検出し、その内容をメールで管理者に通知する機能も搭載されている。こうした機能を活用すれば、失敗に気づかず、放置という心配もなくなる。

System Recovery Monitorを管理者のPCにインストールすることで遠隔からSymantec System Recovery 2013を導入したサーバやPCのバックアップ状況の監視が可能に

 イメージバックアップという、バックアップを高速化させる最新技術を搭載した製品でありながら、専門家ではない一般のスタッフにも優しい操作性を実現し、障害時の復元だけでなく、システム移行などにも活用でき、ハードウェア構成の変更に柔軟に対応できる能力を兼ね備えたSymantec System Recovery2013。クリアしなくてはならない課題を多数抱えた中堅・中小企業のサーバやPCなどのシステム・データ保護を着実なものにし、ビジネスリスクの軽減を推進する製品として、注目を集めている。

Symantec System Recovery 2013の製品価格
製品名 定価(税抜)
Symantec System Recovery 2013 Server Edition
エクスプレスプログラム/バンドS(製品ライセンス&エッセンシャルサポート一体型)
8万5800円
Symantec System Recovery 2013 Server Edition
ビジネスパック/ボックス製品(製品ライセンス&エッセンシャルサポート一体型)
9万300円
Symantec System Recovery 2013 Desktop Edition
エクスプレスプログラム/バンドA(製品ライセンス&エッセンシャルサポート一体型)
7800円(最低発注数は5本からとなります。)
Symantec System Recovery 2013 Desktop Edition
ビジネスパック/ボックス製品(製品ライセンス&エッセンシャルサポート一体型)
7800円

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提供: 株式会社シマンテック
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2013年4月30日

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