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» 2013年11月20日 10時00分 UPDATE

既存の環境もそのまま一緒に:仮想化環境の課題を一挙に解決する、高機能ミッドレンジストレージのニューフェース

企業にとってこれまでに蓄積してきたデータは大切な情報資産だ。既存環境に置かれたデータを含め、これからも増えていくデータにどう対応するかが大きな課題である。また、サーバを仮想化したものの、ストレージ環境は従来通りの運用をしているために、様々な問題に悩む管理者は多い。ストレージ仮想化に早くから対応した日本IBMは、10年にわたって培われてきたストレージ仮想化テクノロジーを「Storwizeファミリー」に実装しているが、今回新たに「Storwizeファミリー」に、ユーザーニーズにさらに応える新機能や新モデル「Storwize V5000」をラインアップに追加した。

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 ITのトレンドは、クラウドへのシフトや、コンピューティング環境でのデータストアもクラウドのサービスメニューとして多数存在する。しかし、何もかもがクラウドでいいのかといえば、当然ながらそんなことはない。最近はビッグデータへの注目の高まりもあって、「データの価値」に対する企業の認識がこれまで以上に高まっている。

 特に、大切な情報資産であるデータを安全に保持していくためにはどうするのが最良なのかという観点からも、企業ではさまざまなオプションが比較検討されている状況だ。その中でオンプレミス型のストレージの価値が再評価されている。それと同時にストレージ側では最新技術が盛り込まれ、ユーザーの多様なニーズに対応するべく進化を遂げている。日本IBMは、10年に渡って提供しているストレージ仮想化技術を実装した「IBM Storwize ファミリー」において、多様なユーザーニーズに応えるための新たな機能やモデルである「Storwize V5000」を投入した。

ミッドレンジストレージで注目される仮想化

 オープン系のミッドレンジストレージには、多彩なユーザーニーズに対応する柔軟性や拡張性が求められる。これは、メインフレームなどの基幹系システムであればユーザーの規模や用途が概ね決まってくるのに対し、ミッドレンジを選択するユーザー企業は業種や業態、企業規模などが非常にバリエーションに富むという事情によるものだ。こうしたさまざまなユーザーニーズに対して、どれだけ対応できるかが製品の真価を決めることになるだろう。

IBM Storwize ファミリー IBM Storwize ファミリー

 その点でIBM Storwizeファミリーは、さまざまなユーザーのニーズを10年に渡って対応してきた結果、極めて高度な水準に達している。IBMのミッドレンジストレージにおける取り組みとして注目されるものの1つが仮想化だろう。同社の仮想化への取り組みは、2003年に発表された「SANボリューム・コントローラ(SVC)」から始まり、既に10年の歴史を誇る。

 その一例を挙げると、IBM Storwizeファミリーでは仮想化機能を使って他社製ストレージ製品も接続できるようにしており、同社が実際に検証を行ってサポートを表明しているものだけでも150機種以上になる。これは、「当社がこれまで使ってきたこのストレージも接続できるようにしてほしい」というユーザーの声に応えてきた結果だ。

佐野正和氏 日本IBM システム製品事業 ストレージ事業部 ソリューション部長 システムズ&テクノロジー・エバンジェリスト 佐野正和氏

 日本IBM システム製品事業 ストレージ事業部 ソリューション部長 システムズ&テクノロジー・エバンジェリストの佐野正和氏は、「従来のストレージは交換することを前提にしており、新しいものを導入したら古いものは使わないというケースが基本だった。一方、IBM Storwize ファミリーではSVCの配下にさまざまなディスク装置を接続できるため、従来とは違った形で利用できるようになっている」と語る。

 IBM Storwize ファミリーの製品ラインアップとしては、これまでハイエンドモデルのStorwize V7000とエントリーモデルのStorwize V3700が提供されてきた。この2つのモデルの間を埋めるミッド-ミッドレンジモデルとして、新たにStorwize V5000が加わった。日本IBMではミッドレンジストレージ市場の中でも、さらに規模や用途に応じたきめ細かなラインアップを完成させると同時に、これまでの歴史で培われた手厚い仮想化対応をはじめとするさまざまな機能がより使いやすい形で提供されることになった。

IBM Storwize v5000 IBM Storwize v5000

ハイエンドで実績ある機能を使いやすく

 IBM Storwize ファミリーの各モデルは、いずれもプラットフォームやマイクロコードが共通化されており、機能セットや管理画面インタフェース、コマンドラインインタフェースも共通のものになっている。このためユーザーは、どのモデルでも同じように運用管理できる上、モデルの違いに制約されない柔軟なシステムを構築することができる。

玉木実氏 日本IBM システム製品事業 ストレージ事業部 営業推進 ACP-シニア・セールス・スペシャリスト 玉木実氏

 日本IBM システム製品事業 ストレージ事業部 営業推進 ACP-シニア・セールス・スペシャリストの玉木実氏は、IBM Storwize ファミリーの特徴を「SVCで実現したストレージ移行機能や外部ストレージの仮想化に加えて、ミッションクリティカルシステム向けストレージ『DS8000シリーズ』で培った自動階層化機能や堅牢なRAID構成、さらにはグリッドストレージシステム『XIV』の革新的なGUIや簡単設定といったハイエンド・ストレージの先進技術を集約した、いわば“いいとこ取り”のストレージ」と説明する。

 IBM Storwize ファミリーの多彩な機能によって実現されるメリットの典型的な例がバックアップだろう。多くのストレージ製品に組み込まれているリモートレプリケーション機能などは、同一機種の間でした利用できないのが一般的である。そのため、遠隔サイトにバックアップデータを保存する場合、通常はプライマリーとバックアップの2カ所に全く同一の構成によるシステムを設置しなくてはならず、そのために必要となるコストは単純計算でも2倍になる。

 しかし、IBM StorwizeファミリーではプライマリーサイトにStorwize V7000を、バックアップサイトにStorwize V5000を配置するといった具合に、ユーザーが必要に応じて“強弱”を付けた構成を取れるようになっている。しかも、上述したように各モデルがほぼ共通化されていることから、こうした構成の場合にもモデルの違いによる制約が生じない。

 さらにIBM Storwizeファミリーの仮想化機能を使うと、Storwizeの傘下に他社製ストレージを仮想化して接続し、そこに保存されているデータをStorwize経由で遠隔サイトにリモートレプリケーションでバックアップするといった運用も可能になる。通常であれば同一機種でのみ利用可能な機能だ。IBM Storwizeファミリーはベンダーやモデルの異なるさまざまなストレージデバイスが混在した環境で利用できるようになっているため、システム構成における柔軟性を驚異的に高めることができるだろう。古くなったり容量が不足したりしてきたストレージを廃棄するのではなく、バックアップサイトに移動させてさらに利用するなど、既存資産もムダなく活用していける。

 また、最新のストレージではフラッシュの活用もホットトピックになっている。IBM Storwizeファミリーでは「Easy Tier」というインテリジェントな階層化機能によってデータの再配置を行うことができ、こうした機能と一緒に全容量の5%に相当するSSDを搭載することによって、パフォーマンスが最大3倍に向上するというデータを同社は公表している。

 なお、Easy Tierではデータのアクセス頻度を把握し、アクセスが多いデータは高速なSSDに、アクセス頻度が低いデータは大容量のHDDに自動的に配置してくれるが、ユーザーの明示的に指定することによってデータの配置先を変更することもできるようになっている。例えば、アクセス頻度が上昇するだろうと予想できるデータは、ユーザーが高速にアクセスできる領域へ事前に移しておくことで、最初から高速処理を行えるようにすることができるわけだ。

Easy Tier 仮想化機能やEasy Tierを活用し、データの利用状況に応じて柔軟性の高いストレージ環境を構築できる

 また、傘下に接続されているさまざまなストレージの領域もそのパフォーマンスに応じて使い分けることが可能だ。Storwizeにオールフラッシュのストレージを接続させ、これを内蔵SSDと同様に高速領域として使用するようなケースも可能である。

 IBM Storwizeファミリーで用意される運用管理のインタフェースは、使いやすさに定評のあったXIVのGUIを採用しており、アクセスするデバイスを問わず、Webブラウザからシステムの稼働状況の監視や運用管理できるようになっている。

 この機能を活用してIBMでは「モバイル ダッシュボード」というStorwizeを運用管理するためのインタフェースをiPhoneアプリとしても提供する。運用管理の担当者はいつでもどこでもiPhoneからStorwizeの稼働状況を監視できる。こうした取り組みも、「クラウド」や「モバイルファースト」といった最新のITトレンドにいち早く対応した成果だといえるだろう。


 ここまでみてきたことからも分かるように、IBM Storwizeファミリーを中心に既存のストレージデバイスも仮想化し、統合することによって、従来は個々のストレージデバイスごとに使い分けなければならなかった機能や運用管理の手法が一元化され、使い勝手の高いストレージプールとしてまとめることができる。

 ミッドレンジストレージを利用するユーザー企業の中には、自分たちの予想をはるかに超える急成長を遂げる例も珍しくはない。データ量が爆発的に増大することもあり得るわけだ。IBM Storwizeファミリーの柔軟な拡張性を生かすことで、既存の投資をムダにすることなく、データを蓄積し活用していくためのストレージシステムを今まで以上に使いやすいものへと進化させていけるメリットは計り知れない。

 企業の成長を支える重要な資産のデータを安全に保持し、活用するために必要不可欠な信頼性/可用性も備えたIBM Storwizeファミリーは、本格化するクラウド時代においてそのデータ活用を支えるのにふさわしい先進性を備えたミットレンジストレージといえるだろう。

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提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2013年12月31日

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