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» 2013年11月28日 10時00分 UPDATE

グループ1400人のPC環境を全面刷新へ:将来的な環境変化も見据えてデスクトップ仮想化に挑戦 J-オイルミルズ

BCP強化や運用管理コスト削減などを目的に、デスクトップ仮想化への動きが本格化している。製油業界の代表的メーカーであるJ-オイルミルズは、グループ企業約1400ユーザーのクライアント環境更改に当たり、日立の「デスクトップ仮想化ソリューション」を導入。モビリティの向上や将来のクラウド化も見据えた柔軟なIT環境の構築を実現した。

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デスクトップ仮想化のさまざまな可能性に注目

 J-オイルミルズは、長い歴史を持つホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油が2004年に合併して誕生した製油メーカーだ。「AJINOMOTO さらさらキャノーラ油」をはじめとする家庭用油脂や、レストランなどの厨房を支える業務用油脂をはじめ、加工油脂、油糧、スターチ、健康食品など多岐にわたる事業を展開している。

photo J-オイルミルズの鳴釜良夫氏(シニア・エグゼクティブ・マネージャー 兼 情報システム部長)

 同社は2011年、間近に迫っていたWindows XPのサポート終了を契機に、グループ企業約1400ユーザーのクライアント環境の更改プロジェクトに着手した。その検討段階で重要なキーワードとして浮上したのが「デスクトップ仮想化」だったと、同社シニア・エグゼクティブ・マネージャーで情報システム部長の鳴釜良夫氏は振り返る。

 「クライアントの更改は4〜5年に一度のタイミングでやってきます。言い替えれば、このチャンスを逃すと、仮想化やクラウドといった新しいIT環境へのチャレンジはしづらくなります。そこで、以前から災害対応やセキュリティ強化、モビリティの高いデバイス活用につながる施策として注目していたデスクトップ仮想化に挑戦してみようと考えました。とはいえ、最初から全ユーザーにシンクライアントを導入するのは現実的ではありません。まずは一定数のユーザー向けに実システムを構築し、業務や運用面での課題、新たなニーズの吸い上げを行いながら、本格導入していく流れを作ることにしました」と鳴釜氏は語る。

プロビジョニング方式を採用した仮想PC環境を採用

 複数ベンダーの提案の中から、同社がSIパートナーとして選んだのは日立だった。

 「導入前の検証フェーズで日立さんのシステムを試してみましたが、レスポンス、操作性、業務アプリケーションの動作、すべてにおいて既存PCと遜色のない性能を示していました。専用のシンクライアントやサーバ、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)アプリケーション、さらには基盤を運用する高信頼のデータセンターから保守サービスまで、ワンストップで提供していただける安心感、これまでの大規模システムの構築実績も大きなポイントとなりました」と、鳴釜氏は選定理由を語る。

 日立が提案したのは、VDIでは業界標準ともいえる「Citrix XenDesktop」と「Provisioning Services」(PVS)を採用したプロビジョニング方式の仮想PCシステムだった。シンクライアントには日立の「FLORA Se」シリーズ、サーバには拡張性の高い統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」と、仮想化機能「Hyper-V」を適用。同システムでは1つのOSイメージを「vDisk」と呼ばれるファイルに格納し、ユーザー環境をマスター化できるため、ストレージ容量の削減につながるという。

 また、ユーザーのデスクトップ環境と実データをすべてサーバ側に集約した運用管理の一元化により、運用工数とストレージ容量を大幅に低減しながら、場所を選ばないセキュアなアクセスを実現できるという提案内容だった。

photo J-オイルミルズが導入したシステムの概要

従来と違和感のない使い心地と利便性の向上

photo J-オイルミルズの宮前重幸氏(情報システム部 次長)

 「本番導入では、まず万一の災害時に初動対策の指揮をとり、重要な意思決定を行う当社のBCP対策本部のメンバーを対象にシンクライアントを配備しました。メンバーとしては、社長をはじめ、部門長、拠点長など、上層部の役職が多いのですが、いざというとき場所や時間を問わずネットワーク経由で通常業務を遂行できるかどうかを試すには、最も適切だと判断したからです」と語るのは、J-オイルミルズ 情報システム部次長の宮前重幸氏だ。

 オフィス内でのVDI活用は、従来のPCとまったく違和感のない使い心地とレスポンスのため「デスクトップが仮想化されていることに社員が気づかず、『今までと何が変わったの?』と質問されたほどです」と笑うのは、情報システム部課長代理の渡辺恵一氏。「さらに出張で地方の支店に行った際、そこにあるシンクライアントを借りて自分のデスクトップが現れた時は『なるほど、これは便利だ』と感嘆されました」と渡辺氏は続ける。

photo J-オイルミルズの渡辺恵一氏(情報システム部 課長代理)

 また、場所や端末に依存せずにどこからでもセキュアに自分のデスクトップ環境が利用できることや、移動中でもWiMAXやLTE(Long Term Evolution:携帯電話の高速通信規格)などを経由して社内環境をフル活用できることが証明され、「BCPとセキュリティ強化の目的は達成されました」と鳴釜氏は高く評価する。

 「これまで外出先でのPC活用は、特定のアプリケーションやデータ閲覧などに制限を設けていました。しかしVDIならデータそのものが端末側に存在しないため、そのような心配がありません。運用過程ではいくつかトラブルも発生しましたが、日立さんの迅速なサポートのおかげで、現在は高いレベルで安定稼働しています」と宮前氏は喜ぶ。

マルチデバイス活用に向け、さらなる進化を追求

 「今後シンクライアントを段階的に増やし、VDIの活用が定着していくと、次第にシンクライアントだけでなくタブレットやスマートフォンといったマルチデバイスで使いたいという要求が出てきます。実際に最近も役員から『タブレットで使いたい』という要望を受けて対応したばかりです。XenDesktopはそういった要求に柔軟に応えられる特徴を持っているので、今後は社員が個人で所有する多様なデバイスでも業務が行えるBYOD(Bring your own device:個人保有のデバイスを業務に使用する仕組み)にも対応できるよう、さらなる利便性や機動性の向上を日立さんと一緒に実現していきたいです」と鳴釜氏は語る。

 「さらにその先には、業務アプリケーションのWeb化と合わせたDaaS(Desktop as a Service)の活用や、本格的なクラウド化も当社のロードマップでは構想しています。BCPやセキュリティの強化、TCO(Total Cost of Ownership)の削減といった経営的観点からのメリットだけでなく、多様な働き方を実現するワークライフバランスやオフィス改革も追求することで、社員の生産性や満足度はさらに向上していくでしょう」と鳴釜氏は強調する。

 付加価値の高いビジネス環境の構築に向けたJ-オイルミルズの挑戦を、日立は高信頼なデスクトップ仮想化ソリューションによって今後も力強く支援していく考えだ。

企業プロフィール

photo

J-オイルミルズ

本社所在地:東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー

設立:2003年4月

資本金:100億円(2012年3月31日現在)

事業内容:油脂・油粕・澱粉の製造、加工、販売、各種食品の製造、加工、販売、食品製造機器の販売など


お問い合わせ先

HCAセンタ

電話番号:0120-2580-12

利用時間:9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)

情報提供サイト

URL:http://www.hitachi.co.jp/vdi/


※本記事は、日立製作所より提供された記事を許諾を得て再構成したものです。



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提供:株式会社日立製作所
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2013年12月27日