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「Google Chrome 5」の安定版リリース Mac版とLinux版もβを卒業
2009年6月の開発者向けβ版リリースから約1年、MacおよびLinux向け「Google Chrome」からようやく「β」が消えた。
米Googleは5月25日(現地時間)、Webブラウザ「Google Chrome 5」の安定版(Ver.5.0.375.55)をリリースしたと発表した。Windows向けのほか、これまでβ版のみだったMac向けとLinux向けも公開。GoogleのWebサイトからダウンロードできるほか、Windows向け安定版およびMac向けとLinux向けβ版ユーザーには自動アップデートの通知が届く。
前版(Chrome 4)からの主な変更は以下の通り(直近のβ版からの変更はほとんどないようだ)。
- 高速化:JavaScriptエンジン「V8」の改良によりWebアプリケーションの稼働を高速化した
- HTML5対応:HTML5のジオロケーション、アプリケーションキャッシュ、Web Sockets、ファイルのドラッグ&ドロップといった機能に対応した。「ブックマークマネージャ」もHTML5を採用して改良した
- 同期機能の拡大:これまでのブックマークに加え、テーマ、ホームページ、起動時の設定などのプリファレンスも同期できるようになった
- プライバシー強化:Incognito(シークレット)モードでの拡張機能のインストールが可能になった
- 脆弱性への対処:2件の「高リスク」を含む6件の脆弱性を修正した
なお、予定していたFlash Playerプラグインの統合は、米Adobeによる「Flash Player 10.1」の正式版リリースを待って実装する予定だ。統合後、Flash Playerの最新版への更新は、Chromeの自動更新システムを通じて行えるようになる。
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