ソニーグループ，「CELL」に2000億円投資

2003年4月21日

　ソニーおよびソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は4月21日（本日），次世代コンピュータエンタテインメント・システムに搭載する次世代汎用プロセッサ「CELL」生産設備の導入に向け，今後3年間で2000億円の設備投資を行うことを決定した。

　初年度となる2003年度には730億円の設備投資を実施。SCEIが長崎県諌早市に保有する半導体生産拠点SCE Fab2の未実装スペースを中心に，300ミリメートル・ウエハ，65ナノメートル・プロセスに対応した新たな半導体生産ラインの導入を開始，量産を視野に入れた試作をスタートする。

　今回の協業に関し，ソニー代表取締役およびCOOの安藤氏は「本年4月に新設したブロードバンドネットワークカンパニーでは，エレクトロニクスとゲームを融合した商品の本格展開を計画しており，今回の投資は，これらさまざまなデジタル機器に向けた高性能半導体の生産を展開する最先端半導体拠点のさらなる強化を進める上で極めて重要なものとなる」とコメントしている。

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