【 鋼鉄の咆哮3 〜ウォーシップコマンダー〜 】
■ミッションは次第に過酷に
戦況が進むにつれ,ミッションも単なる地上目標の破壊や輸送船の撃沈といったものから,敵艦隊との本格的な海戦へと難度を増してくる。
ときには,敵も超高速巡洋艦や巨大空母などといった「超兵器」を繰り出してくることさえある。
一方で,こちらもミッションを重ねていくうちに,艦船をカスタマイズするコツが自ずとわかってくる。
艦隊戦をこなすには強力な火砲が必要だが,装備が重くなると速力が低下して広い海域を素早く移動しきれない。
また,ミッションによっては,対艦戦闘能力を犠牲にして対空機銃ばかりを積み込むというような極端な設計が功を奏することもある。
■ミッションが進むと,シナリオが分岐することも。連合国と枢軸国,どちらから相手にする? |
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■敵軍が投入してくる超兵器の数々。こちらの技術力を凌駕するやっかいな敵だが……。 |
■強力な奇想兵器の開発
あるていど自由に艦船を設計できるようになると,こちらもとてつもない超兵器を作りたくなるのが人情。
この作品ではゲームが進むにつれて実際の第二次世界大戦時にはありえないオーバーテクノロジーが登場し,それらを組み合わせた超強力兵器を開発することができるようになる。
例えば,戦艦大和のサイズを大きく超える超巨大戦艦や2つの船体が合体した双胴艦船プレイヤーの想像力のままに,夢の奇想兵器が実現するのだ。
■本作から登場する「潜水空母」。敵地近くまで潜行し,航空機部隊による奇襲攻撃をかけることができる。 |
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■航空機も独自に設計することができる。既存の機体をベースに,オリジナルの戦闘機を作ろう。 |
■そして,だれも見たことのないトンデモ兵器へ
歴史の「if」を楽しみ,自分だけの仮想戦記を紡ぎ出す『鋼鉄の咆哮3』。だがこの作品が他の海戦ゲームを圧倒するのは,その「仮想」のレベルがとんでもない領域にまで達している点だ。レーザー,プラズマ,電磁砲に波動砲となんでも装備できるのに驚き。
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ゲームを進めていくと,イージスシステムや原子炉といった現代技術を経て,核融合エンジンやレーザー兵器,レールガンといったSF未来兵器にまで到達する。
そしてついには,艦首巨大ドリルや波動砲といった,ほとんどネタとしか考えられない兵器まで開発できてしまうのだ。
これらのトンデモ兵器はゲームをかなりやりこまないと登場しない,いわば「おまけ」的な要素だが,奇想兵器に夢を馳せる男の子(もちろん女の子も)の夢を無制限に受け入れるその姿勢が面白い。
そして一方で,史実に沿ったリアリティある兵器開発にチャレンジするならそれもまたよし。そんな懐の広さが,この『鋼鉄の咆哮3』の最大の魅力と言えるだろう。
■ドリルが回ってとっても強そうなトンデモ戦艦。往年の特撮テイストをほうふつとさせる。 |
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■プロレタリアートの怨念を放射する(?)超兵器「カニ光線」を前面に配した珍戦艦。 |
・鋼鉄の咆哮3 〜ウォーシップコマンダー〜 公式サイト
・メーカー:コーエー
・2004年 PC GAME特集 INDEX
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※画面写真は開発中の為,実際の製品とは異なる場合があります。
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