今作では，全国の大名だけでなく，その配下の軍団長や150城の城主から1人を選択して遊ぶことができる。

特定の大名に仕えながらも，虎視眈々と謀反の機会を狙うこともできるし，逆に怪しい配下に密偵を放って，謀叛の計画を事前に察知するなどということもできるなど，外交部分が飛躍的にパワーアップした。

ただ単純に富国強兵を押し進めるだけでなく，他勢力との交渉が鍵となって来るというわけだ。

また，3Dのリアルタイム進行となった合戦では，行軍部分もゲーム化され，補給線の確保なども重要になっている。

本作ではシリーズの中でも評価の高い，全年代，全武将でのプレイが可能。劉備や関羽，曹操といったおなじみの面々をはじめとする全711人にも及ぶ人物の1人を選んでプレイする。

小さな勢力が統合して巨大勢力に挑んできたり，国を持たない在野武将で放浪軍を結成することもできるなど，序盤から終盤まで気の抜けない展開が待っている。

史実に沿って遊ぶもよし，全く独自の展開で大陸制覇を目指すもよしと，自由な展開を楽しめる。最大8人でのマルチプレイも可能なので，友だちと集まってワイワイ遊ぶのもまた楽しい。

全世界の海が舞台だが，それを海域という地域に分け，海域単位の制海権を取得していくシステムなので，全体の戦況を把握しやすすいだけでなく，戦略も立てやすくなっている。

また，敵味方あわせて最大96隻の艦船と300機の航空機が参戦可能な海戦においては，コーエーが独自に開発した“VR描画システム”を採用し，空を飛び交う爆撃機や火を吹く砲撃などの激しい大海戦が，映画さながらの美しいリアルタイムCGで描かれている。

各艦隊を預かる提督は，操船や航空兵力の運用に得手不得手があり，思い入れもしやすいうえ，階級を上げることでより高性能の艦船に乗船可能になるといった育成要素もある。

史実を背景にしているので，300以上の実在する艦船や航空ユニットが登場し，さらに，それらを設計・改良していくことも可能で，徐々に強い艦隊を作り上げていく楽しみもある。

マス目が切られた戦場に配置された，武将率いる軍団ユニットを操作して戦う。基本は簡単でだれでも楽しめるが，ユニットをうまく配置して「連撃」や「連環」といった，各ユニット同士の連携を決めていくことで，1ユニットが何倍もの威力を発揮するシステムとなっており，「真・三國無双」にも負けない派手な戦闘を楽しむことができる。

また，劉備・曹操・孫策・呂布といった人気武将のシナリオが用意され，ストーリーに沿って楽しむことができるので，三国志のことをよく知らなかったり，シミュレーションゲーム初心者でも楽しめるようになっている。

しかも，このシナリオは選んだ選択肢で様々に展開するマルチシナリオなので，史実とは異なる意外な展開が待っているかもしれないぞ。

交配など初心者には難しい部分も，能力因子システムによって，産駒がどんな能力傾向を持っているのかわかりやすくなっているので，安心だ。

レース場や牧場は完全3D化され，2001年の中央競馬番組に完全対応するなど，リアルさも万全。

競馬の世界の厳しさとおもしろさをたっぷり堪能できるようになっている。