ゲームの深い部分への掘り下げは次回以降にゆずることとして，ここでは序盤をプレイしてみたうえでのファーストインプレッションをお伝えしたいと思う。

■まずはフライトから！ 実戦から始まる1stステージ

　ゲームは，いきなりメインキャラクターのひとり，カズヤの最初の乗機であるF-5E　タイガーIIの発進シーンで幕が開く。細かなバックグラウンドを説明する前に，まずは戦闘機を飛ばしてみよう，というわけだ。

■プレイヤーが最初に搭乗するのは，ノースロップF-5E　タイガーII。双発エンジン搭載の軽戦闘機だ。

■高まる緊張。ファーストミッションでは，プレイヤーは航空空母から発艦（空中に射出）することになる。

　発進シークエンスは省略されており，現場に到着したところから始められるようになっている。時にはミッションエリアに到着するまでに敵と遭遇することもある。

　標準の設定では，機体の基本操作は本来の航空機の挙動ではなく，スティックを倒した方向に自動的に自機の向きを変えてくれる簡易操作となっている。

　これは，背面飛行の状態になっても自動的に正位置に戻りさえする，というコントロールしやすいタイプだ。

　もちろん，左スティックによるピッチアップ／ピッチダウン／左右ロール，そしてL2・R2キーで左右のヨーといった，本物の航空機と同様の動きをする，操作方法も用意されている。

　この設定を変えたい場合は，最初のメニューか，後で行く基地のメニューで選べるコンフィグから設定を変更すればよい。　フライトシムになれた人なら，あらかじめゲームを開始する前にExpertやAceに設定しておくと良いだろう。

■最近は硬派な操作方法のフライトものが多いが，エアフォースデルタなら，簡単に自由に飛ぶこともできそうだ。

■この手のフライトアクションゲームに親しんでいるなら，ExpertやAceを選べばいい。慣れ親しんだ方法で操縦できる。

　敵と遭遇したら，いよいよ戦闘開始。○ボタンでミサイルや特殊兵装，△ボタンで機関砲（搭載していない機種もあるが）を発射する。　敵を発見したらエンジン出力を最大にして接近，ロックオンしてシュート！

　この第1ミッションでは主な目標は敵の爆撃機なので撃ち損じることはあまりないが，相手も戦闘機となるとやはりきちんと背後に付けないと，ミサイルも当たらない。ゲームが進んでくると敵も巧みな回避行動を取ってくるので気が抜けないのだ。