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2001年12月20日更新-
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セキュリティ:プライバシー
第1回:プライバシーの保護は必要か?−Webバグ−
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これまでメールと常時接続環境について解説してきたが,これから数回を「プライバシー」をテーマに掘り下げていきたい。第1回は,Webサイトを訪れるだけで情報が収集されてしまう「Webバグ」を取り上げよう
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 少し前にプライバシーの保護という観点からクッキーに関する記事を執筆したが,今回と次回はそれに付随してWebビーコンやスパイウェアなど,ユーザーの気が付かないように行われている情報収集について考えてみたい。

 多少でもネット歴のあるユーザーであれば,Webサイトを閲覧すると,自分がWebサーバにどのような情報を与えているかはご存知のことだろう。自分の利用しているグローバルIPアドレス,ホスト名,どこのホームページから来たのか,ブラウザの種類,画面の解像度,そして以前クッキーを受け取っていればそのクッキー情報といったものがそれにあたる。

 Webサイトなどに広告バナーを出している業者であれば,これらの情報を収集し,どのページに人気があるのか,広告を参照したユーザーはどういったことに興味を持っているのかといったユーザー情報を閲覧,追跡することで,より有効な広告を表示するのための材料にすることができる。

 これはWebに限らず,ソフトウェアなどでも同様のことが言えるだろう。いわゆる広告バナーが表示される代わりに,無償で提供されているソフトウェアなどであれば,タダでソフトウェアを利用させるのと引き換えに,何らかの情報を得たいと考えたとしてもおかしくはない。

 しかし,こういった情報収集行動について,ユーザー側がその存在を知っているか,いないかでは大きく変わってくる。ユーザーが知らなければ「プライバシーの侵害だ」と,プライバシー援護団体などから猛反発をくらうことになる。クッキーの章にも書いたが,クッキーファイルもまた,ユーザーの知らぬ間に利用されているということで,プライバシー援護団体から問題視されている。

 もちろん,悪意を持った情報収集(ブラウザなどのセキュリティホールを利用する,ソフトウェアインストール時に,ユーザーのハードディスク内部の情報までも収集するなど)を行えば,それは問題になるのは当然だ。しかしそうでない場合,つまり通常の利用において流れてしまう情報は,ユーザー側で必要に応じて調整,保護していくことが重要だ。

OnePoint
 
Web閲覧時に流れる情報のチェックは,「確認くん」で行える。相手にどのような情報が流れているかを確認しておこう。また,NewsにはスパイウェアやWebバグ関連の記事がたくさん掲載されているので参考にしてほしい。

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