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Chapter 2:Windows NT 4.0のTCP/IPサービス 〜WINSとDHCP〜
2.6.2 DHCPのオプションパラメータ |
DHCPサーバー側で指定することのできる,TCP/IPの構成オプションパラメータは,RFC1533に示されているとおりである。しかし,DHCPクライアント側では,このすべてのオプションを利用するわけではない。たとえば,WindowsのDHCPクライアントでは,ホスト名を受け取ることはできない。使用できないオプションが指定されていたとしても,DHCPクライアントにより無視される。DHCPクライアントがWindowsである場合,IPアドレスのほかに受け取ることのできるオプションパラメータは,次のとおりである。
- サブネットマスク
- ルータ(デフォルトゲートウェイ)
- DNSサーバー
- ドメイン名
- WINS/NBNSサーバー
- WINS/NBTノードタイプ
- NetBIOSスコープID
Windows NTのRASサーバーがDHCPクライアントになっている場合は,注意すべき点がある。Windows NTのRASサーバーは,クライアントに割り当てるIPアドレスをDHCPサーバーから取得することもできる。この機能を有効にしている場合,IPアドレスはDHCPサーバーから取得されるが,DHCPサーバーから渡されたその他のオプションパラメータはRASクライアントに適用されない。DNSサーバーやWINSサーバーなどのパラメータは,RASサーバーで指定されているものがRASクライアントに渡されるようになっている。詳細は,マイクロソフトのサポート情報(文章番号:J032041)を参照してほしい。
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