4月1日が21歳の誕生日。20歳の一年間は、いままでとは違った?
「昨年の20歳の誕生日に“もう大人なんだ”と思ったんですが…やっぱりすぐには大人にならないな〜(笑)」
とはいえ、話題のドラマの連続出演など充実した20代の幕開けになったことは事実。病院を舞台にした『白い影』では、キリッとした看護婦姿と印象的な笑顔を見せてくれている。
「看護婦って本当にたいへんな仕事ですね。ドラマであっても、重い病気の患者さんの前で笑顔でいるのって神経を使う。実は、血のりを使ったシーンで腰が抜けそうになってしまって(笑)。プロのナースは心身ともにもっとたいへんなんだと、あらためて尊敬しました。廊下のシーンなどでは、実際の病院でロケもあるんですが、本物の看護婦の方々が近くにいると、厳粛な気分になってより緊張しちゃいますね」
衣裳合わせで初めてナース帽をつけたときは、うれしくてホームページにスナップを掲載した。
「制服って好きなんだと思う。小さいころのあこがれの職業もスチュワーデスでしたからね。制服を自分で選べる高校だったので、セーラー服とブレザー、両方着てました。でも、毎日撮影でナース服を着てると、たまに華やかな服を着たくなるんですよ」
中学卒業後の春休みに原宿でショッピング中にスカウトされたのがデビューのきっかけ。「20歳まで…思っていたより早かったかな」。ふとした表情に大人っぽさがのぞく |
脚本のシリアスさが自分自身の重みになってつらくなるほど、役に入ってしまうタイプだとか。
「その点、すごくフォロー上手なのが中居正広さん。ごく自然に雰囲気を和らげてくれるし、考え方がプラス思考なんです。いいお兄いちゃんという印象は共演前と変わらないけれど、それだけじゃない人。“超人だな〜”と思う」
共演者のホームページなども、ノートパソコンでチェック。
「以前、佐野史郎さんがデジタルカメラで“ちょっと一緒に写ろう。僕のホームページに載せるから”と言ってたら、ちゃんと載っていたんです。つい“見ました!”ってメールで報告しちゃいました。旅行するときも、旅館ならどんなお風呂があるのか、ホテルならどんなアメニティグッズがあるのか、インターネットでいろいろ調べてから宿泊先を決めるんです。インターネットってホントに楽しいですね!」
旅は自分に新しい発見をもたらしてくれるから、大好き。
「20代のうちにワーキングホリデーにも行ってみたいですね。陽気なラテン語圏もいいなと思って…英語とラテン語を勉強しようと思ってます」
しっかりしていて明るい口調は連日の撮影の忙しさの中でも変わらない。そんな結子さんがクライマックスに向かうドラマの中でどんな新しい表情を見せてくれるか。これからの20代の成長と合わせて、目が離せない。
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