ごく自然にポーズが決まる、ファッショナブルさはさすが。映画『GUN CRAZY 復讐の荒野』のイメージに合わせて髪の色を少し変えた。「この映画を撮り終えたら、また変えます」 |
2001年は『ダンボールハウスガール』に映画初出演にして初主演、新作映画『GUN CRAZY 復讐の荒野』もクランクインしたばかり。人気ドラマにもレギュラー出演が続き、ますます女優として輝きを増してきた涼子さん。
「いや〜、まだまだです。私、たぶんずっと“まだまだ”って言ってるんじゃないかな」
女優という仕事はそれくらい、奥が深い。
撮影中の『GUN CRAZY 復讐の荒野』ではアクションに初挑戦。バレエで鍛えた涼子さんだけにアクションもお手のもの?
「それが、難しいんですよ。いままでの仕事とは違う部分の筋肉を使うし、きれいやかわいいとは全く別の動きが必要ですから」
目ですごみ、拳を握り、相手を威圧する。もちろん銃もブッ放す。
「撮影用の銃が手になじむように、早くから用意して毎日触っていました。そういう感触とか、重心の変化とか、初めて知ることばかりですね。気持ちの置き方で自分の重心の位置を変えるんですよ。“重心を下げて、地に足をつける”なんて、最初は全然わからなくて」
それも、できるようになった。
「どの仕事、作品も先輩方との共演で学ぶことだらけです。ただ、今年出演したドラマ『非婚家族』は私にとってとくにエポックメイキングな仕事でした」
「最近、“はい、スタート!”の声で自分をグッと出せるコンディションであればいいんだと、思えるようになってきたんですよ」 |
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2002年正月フジテレビ2夜連続スペシャル劇『愛と青春の宝塚〜恋よりも生命よりも〜』をはじめ、新年もドラマ、映画に数多くの出演が決まっている |
『非婚家族』は、初めて子どもを持つ母親役でもあった。
「以前は子どもってちょっと苦手だったんですよ。それが、子どもって自分に近い存在なんだなってわかったし。スタッフや共演の方々から教わったこと、受けた影響も大きいんです」
力強さ、もろさ、そして夢……演じるひかる役を通して、彼女の内面の何かが伝わってきた。
「あのドラマでダンスのタンゴに出合ったことも、収穫でした。もともとダンスは好きだけど、タンゴは本格的にやりたい!」
実は涼子さん、2002年、これからやってみたいことが「習い事」なのだ。
「週に1日とか、習い事の日っていうのを作りたくてヒミツ計画中(笑)。タンゴはその第1候補ですね」
一日に何件も習い事が集中してもいいというのが彼女らしい。
オフで海外に行っても、ボーッとお昼寝して過ごしたりしない?
「あ、もう、それこそ一生懸命にあちこち回っちゃう(笑)。その情報収集にインターネットもいいですね。いまのところ自分の作品評をチェックするのに使ったりしています。そうだ! インターネットする時間も習い事の日に入れてもいいかな」
忙しいほど、イキイキ。仕事は「まだまだ!」の心意気。まだまだ輝く涼子さん、2002年も彼女の活躍から目が離せない。
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