1Gバイト超のAVI動画をダウンロードしていて、990Mバイトをダウンロードしたところで接続が切れてしまった、というのはかなりショックが大きい。レジュームできるような相手を探したらキューにかなりの人数が並んでいてダメだった……となると、たった10Mバイトのために日を改めなくてはならなくなる。MPEG動画ではダウンロードした個所までの再生ができるが、AVI動画では最後までダウンロードしなくては再生できないからだ。リアルプレイヤーで再生できることもあるようだが、ウインドウズメディアプレイヤーではほぼ全滅だ。

　AVI動画ではファイルの最後の部分に動画を再生するための情報(インデックス情報)がまとめられている。ダウンロードが完全に終わったものでも、ファイルの末尾部分が破損してしまうと再生できなくなる。ファイルの先頭や中ほど部分が破損しても再生できない。

　でも大丈夫。そんなときに、神様のように感じられるツールがDivFixだ。インデックス情報を現在の動画の状態に合わせて修復してくれる。たとえ動画が破損してしまっても、インデックス情報をファイルの終わりに付け加えてくれる。

1. 不完全なAVI動画はメディアプレイヤーで開いてもほとんどはエラー表示が出て、再生できない。レジュームしてダウンロードするかどうか、ちょっと中身を見てから決めたいという場合もその願いはかなわないのが普通だ。そのような場合にDivFixの登場となる

2. DivFixを起動したらウインドウに不完全なAVI動画をドラッグ＆ドロップする。左下の欄にファイルのパスが表示されるので、修復したいAVI動画を選択して、一番左下の「Rebuild Index」ボタンを押す。だが、このボタンを押すと、ファイルを上書きして修正されてしまう。そうするとあとでレジュームすることができなくなる。上書き修正されたくない場合は、右下の「Keep original file」のチェックボックスをチェックし、左上のフロッピーディスクのボタンをクリックして修正後のファイルの保存先を選択しよう

3. 何もエラー表示がなく、右側のウインドウに「Done.」と表示されれば修正は終了だ。さっそく修正されたファイルを再生してみよう