1枚のディスクの片面に4.7Gバイトものデータを記録できるのが記録型DVDだ。このメディアにパソコンデータを記録すればDVD-ROMになり、DVD-Video形式で録画すれば家電のDVDプレイヤーで再生可能なDVDビデオを作成できる。
CD-Rメディアに比べ、約6〜7枚分ものデータを1枚のディスクに記録できるとあって、記録型DVDはヘビーダウンローダー必須のアイテムだ。各種ツールを駆使してバックアップしたDVDビデオを画質を下げずに保存できる。DivXに変換した動画なら、12時間以上も記録できるのでサイコーだ。書き込み型DVDドライブの普及率は急上昇中。2003年のオフ会トレードでは、DVDメディアが主流になるだろう。
魅力的な記録型DVDドライブだが、選び方が難解という声を聞く。現在5種類のメディアと5種類の方式のドライブが存在するが、それぞれ互換性があったりなかったりと、製品選びはかなり面倒だ。
まず、記録型DVDドライブはCD-RWドライブと同じで、何度も書き換えができる「書き換え型DVDメディア」と、一度しかデータを書き込めない「書き込み専用DVDメディア」の2種類あることから覚えよう。
音楽CDのバックアップと同じで、書き換えができるメディアに記録すると、再生に使うDVDドライブやDVDプレイヤーが限られる。しかし、書き込み専用メディアを使った場合は、再生環境をほぼ選ばずに使えるのでとても便利だ。オフ会などで配ることや長期のデータ保存を考えるなら、書き込み専用DVDメディアで決まりだ。メディアの価格も書き込み専用DVDメディアの方が格安だ。
書き込み専用メディアはDVD-RとDVD+Rの2種類しかない。「人にぶちまけるためにおれは焼く!」というバラまき野郎や「ゴッソリとお宝データの交換だ」というトレード野郎にはデータの書き換えなんて関係ないはず。それなら話は早い、書き込み専用DVDを中心に記録型DVDドライブを選ぼうじゃないか!