ギガ単位のデータを記録するならHDDが一番便利。特に、価格のこなれている内蔵型を思い切り活用したいところだ。ただし、内蔵型HDDには、ノートパソコンや省スペース型パソコンに増設できないなどの弱点がある。とはいえ、外付け型は高いので気軽には使えない。
そこで登場するのが、HDDケースとインタフェース基板をセットにして販売する「HDDケース」。格安の内蔵型HDDを外付け型HDDにしてしまうスグレモノだ。これを使えば、内蔵HDDを、とっかえひっかえ交換して使うことも可能だ。
1万円前後で手に入る80Gバイトの内蔵型HDDを使ってオフ会のトレードに持って行けば、DVDビデオ17枚分のVOBファイルをゴッソリ交換できる。80GバイトのHDDなら、予算は1万円前後で済む。さらに価格が下がれば100Gバイト以上の大容量HDDを使うこともできるぞ。
今回は多くの内蔵型HDDに対応するノバックのHDDケース「HDDもっとはい〜るKIT」を使って手順を説明しよう。作業自体は簡単。マニュアルを読みながらなら30分もかからずに完成する。左の図を参考に増設を行おう。
ネトランお勧めの使用法は、“ケースを閉めない”こと。このケースは固定して使うことを前提としているので、ケースの開け閉めが面倒で一度閉めるとHDD交換が手間になる。ただし、この製品はケースを閉めて使うように設計されている。HDDが壊れる場合もあるので自己責任で行ってほしい。