常時接続環境ならば自宅でサーバを運営することができる。中でもFTPサーバは利用価値が高い。設定を変えることで、さまざまな目的に利用できるのだ。
まず、自分専用のFTPサーバとして使うことができる。必要なファイルをサーバ上に置いておけば、外出先からいつでもダウンロードできる。好みの曲をMP3ファイルに変換して置いておき、外出先のパソコンで落として聴くといった使い道が考えられる。大きなサイズのファイルを持ち運ぶためにも便利だろう。
次に、仲間内にFTPサーバを公開して、ファイル共有に利用できる。面白い動画ファイルを知り合いだけに見せたいときや、大容量のファイルの受け渡しなどに使える。ユーザー単位でアクセス可能なフォルダを設定できるので、特に仲のいい相手だけに特定のファイルを見せるといったこともできる。また、FTPサーバを見知らぬユーザーに開放することも可能だ。より多くのファイルを入手できる可能性があるが、セキュリティが甘くなりがちなので気をつけよう。
なお、ルータ環境でFTPサーバを運営する場合、使用するポート(初期設定では21番)を開けておこう。
1. インストール時に「Install as service……」を選ぶと、ウインドウズXP起動時に自動的に起動するようになる。設定を変更したいときは、コントロールパネルの「管理ツール」→「サービス」で変更できる
2. スタートメニューから管理用ツール「FileZilla Server Interface」を起動。「127.0.0.1」に接続する