Part 1 料金明細を見れば一目瞭然 IP電話を賢く使えば 通話料は限りなくタダ！ IP電話の魅力は何といっても電話代が安くなること。でも実際にはどれくらいお得なの？　と疑問に思っている人は多いだろう。せっかくIP電話に加入するなら、通話料を限りなく0円に近づけたいのがユーザーの本音だ。提携ISPによる無料通話範囲を徹底的にチェックして、お得なIP電話サービスを選ぼう

　この春、大手ISPが相次いでIP電話サービスを開始した。BBフォンを提供しているヤフー！BB以外のISP利用者にとっては、今か今かと待ちわびていたニュースだろう。IP電話の最大のメリットは何といっても通話料の安さ。国内一律3分8円など、これまでの常識を覆す料金体系で、場合によっては1カ月の通話料が10分の1以下になることもあり得る。さらに同一か提携ISPのIP電話利用者同士だと通話料が無料となるため、頻繁に電話をかける相手に合わせてISPを乗り換えれば、さらに電話代が安くなるはずだ。

　一時はマイラインに加入することで通話料が随分安くなると話題だったが、IP電話は何といっても無料で通話ができるのだ。この勢いでIP電話利用者が増え続ければ、近い将来、通話料はタダというのが当たり前の時代が来るかもしれない。IP電話未加入者や、無料通話の対象ではないISP利用者だと「お前の家に電話かけると、通話料かかっちゃうんだよな」なんて嫌がられることも……？

　サービス開始を記念したキャンペーンを実施しているISPも多く、IP電話を導入するなら今がチャンス。通常だと数千円かかるモデム交換手数料がタダになったり、通話料が一定期間無料になるなど特典が満載だ。ADSL利用者も、これから加入する人も、この機会にぜひIP電話の導入を検討してみよう。

マイラインなし（NTT/NTTコミュニケーションズ） マイラインあり（KDDI/東京電話） So-netフォンから一般加入電話 So-netフォン同士 市内（15分×20回） 850円（3分8.5円） 850円（3分8.5円） 800円（3分8円） 0円（無料） 県内市外（15分×20回） 2000円（3分20円） 2000円（3分20円） 800円（3分8円） 0円（無料） 県外（20分×5回） 2800円（3分80円） 1890円（3分54円） 280円（3分8円） 0円（無料） 月額基本料 - - 280円 280円 モデムレンタル料 - - 280円 280円 NTTのDSL回線利用料 - - 173円 173円 合計 5650円 4740円 2613円 733円 ※モデムレンタル料は、通常のADSL12Mコースのモデム（500円）とIP電話用モデム（780円）の差額（一体型の場合）

IP電話はなんとなくだと損をする　2/19