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ネットランナー 2003年12月号 2003年11月20日(木)
特集1 狂暴なツール合体技(コンボ)[最強無敵版]


破損したり形式不明な
動画をムリヤリ再生する

動画ファイルは後半部分のダウンロードに失敗すると破損ファイルになってしまう。途中まででもいいから見たいと思っても、ほとんどの場合は再生不能だ。また、ダウンロード中や形式不明のファイルもそのままでは再生できない。通常は再生不可能なこれらのファイルを、ツールを合体させてムリヤリ再生しちゃおう
イラスト

 Winnyのネットワークには、再生できない動画やファイル名と内容が異なるいわゆる捏造ファイルを共有する人がいる。

 捏造ファイルにはほかの人が興味を持ちそうなファイル名が付いているので、お宝だと思って飛び付いてしまうとぬか喜びになる。

 捏造ファイルを共有している人の目的は単なるいたずらだが、ダウンロードに費やした時間と労力が全くのムダになるのはいただけない。

 そこでダウンロードし終わる前に、捏造かどうか疑わしいファイルはダウンロード中のWinnyのキャッシュを強制変換してファイルの内容を確認しよう。

 だが動画ファイルの多くはダウンロード中に強制変換すると再生できない。ダウンロード途中の動画ファイルを再生できるようになるツール合体技を使おう。ダウンロードが途中で切断されて破損してしまったけど、どうしても見たいファイルがあるときにも有効な方法だ。

 さらに、捏造ファイルじゃないのに再生できない動画は、再生環境に不具合がある。プレイヤーソフトや再生に必要なコーデックを強化してバッチリ対応しよう。

Winnyでダウンロード中の動画は強制変換すると捏造かどうかを確認できる

画面
1. Winnyでダウンロード中の動画ファイルが「捏造ファイルかも!?」と思ったら、右クリックして「強制変換」を選ぶ

2. すぐにキャッシュの変換が行われる。最後にエラーが表示されるが、気にしなくてOK

3. ダウンロード中のファイルがMPEGファイルの場合は、強制変換して破損してしまったファイルでもダブルクリックして再生することができる。捏造ファイルかどうか内容を確認しよう

画面
4. 捏造ファイルだった場合はダウンロードを停止して、キャッシュを消してしまおう。Winnyで捏造ファイルを右クリックして「無視リストへ追加」を選ぶ。しばらくすると自動的に捏造ファイルのキャッシュが削除され、このファイルを送ってきた相手と接続しなくなる

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