近くに試遊台を設置している店舗がなく、実際には見られないけど、Xbox 360と組み合わせるために、手頃な価格のハイビジョン対応液晶テレビを探しているという人もいるだろう。もちろん、どの程度の品質を求めているかにもよるが、一般的なレベルでいえば、高精細でゲームをプレイするには十分な性能だと断言できる。
さらに、ゲーム画面に関して詳述しておくと、この製品の最大の特徴とも言える、メリハリのきいた輝度やコントラスト、発色の鮮やかさが功を奏し、相性はきわめていい。特に色表現は上々で、屋外を舞台としたゲームでは見事な映像を見せつける。もちろん、残像が気になるということもないし、視野角は上下左右とも170度と十分な広さだ。
そもそも、試遊台はXbox 360の魅力をアピールするためのものであり、いくらマイクロソフトとサムスンがさまざまな分野で提携しているとはいえ、それだけを理由に、下手な品質のテレビを組み合わせて展示したりしては、Xbox 360の評判をも落としかねない。つまり、その品質はいわずもがなであろう。もちろん、全世界数万台ベースで各所へ展開されるだけに、コストパフォーマンスのよさも高く評価されたに違いない。
また、使い勝手の面だけを見ても、このサムスンの液晶テレビは検討する価値がある。ワールドワイド規格優先のためか、、残念ながらデジタル放送チューナーは非搭載なのだが、Xbox 360をD4端子に接続しても、まだコンポーネント映像入力が1基余る。ここへデジタル放送チューナー、あるいは、デジタル放送対応DVD/HDDレコーダーなどを接続すればいいわけだ。そのほか、S/コンポジット映像入力は当然として、PC入力(映像はアナログRGBで、ステレオミニジャックの音声入力端子も装備)、さらにはHDMIまで装備している点で、かなり実用度が高い。とりわけ、ITmediaの読者には、PC入力とHDMI入力の有無は大きな検討材料となりうるだろう。
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年3月31日