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» 2014年02月05日 10時00分 UPDATE

野村ケンジのPCオーディオ活用術:プロ用モニターの系譜――フォステクス「PM0.1」でPCの音をステップアップ! (1/2)

PCオーディオやDTM用のアクティブ・スピーカーとして人気の「PMシリーズ」から1万円を切る「PM0.1」がデビューした。本格派の音に加え、柔軟にステップアップできるのが大きな特長。同時発売のアクティブサブウーファー「PM-SUBmini」、そして「実はUSB-DACでした」というオプションも追加して違いをチェックしていこう。

[野村ケンジ,PR/ITmedia]
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 FOSTEX(フォステクス)の「PMシリーズ」といえば、コンパクトなボディーと堂々とした鳴りっぷりの両立で人気を集める、PCオーディオやDTM向けのアクティブ・スピーカーだ。そのPMシリーズから、新たに超コンパクトサイズの「PM0.1」がデビューした。

ts_pm01fostex01.jpg フォステクス「PM0.1」は、1月下旬に発売されたばかりの新製品だ。価格は8900円(税別)

 “PMシリーズの末弟”と呼べる存在の「PM0.1」だが、最大の特長といえるのはシリーズの中でも格段のコンパクトさを誇るボディーサイズだ。86(幅)×175(高さ)×120(奥行き)ミリというディメンションは、シリーズ最小というばかりではなく、全フォステクス製アクティブスピーカーの中でも最も小さいサイズとなっている。さらに、底辺を斜めにカットすることでフロントバッフル面がやや上向きとなったスラントデザインや、ノートPCの脇でもかさ張らない細身のスタイルなど、一般的なPCスピーカーに置きかえても違和感のない、まとまりの良いパッケージングに仕立てられている。これまでのPMシリーズのようなモニタースピーカー然としたスタイルも良いが、PCや小型テレビの脇においても自然になじむエレガントな魅力を持っている。

ts_pm01fostex02.jpg グリルカラーはブラック、グレー、ホワイトの3色

 一方で、成り立ちがあくまでもモニタースピーカーであること、それ以前にフォステクス製品ならではのこだわりのようなものが、製品の節々から主張されてくる点が興味深い。例えば入力はアナログ1系統ながらもPCスピーカーによくある3.5ミリステレオミニではなく、RCA端子が用意されている。また電源スイッチを兼ねたボリュームは、一般的なフロントパネルではなく、右スピーカーの背面にレイアウトされている。左右スピーカーをつなぐミニ端子も“直出し”ではないので、その気になればケーブルを交換することも可能だ。これは耐久性や設置の柔軟性を考慮した仕様だろう。左右スピーカーケーブルが交換できるということは、逆にいえば左右スピーカーの設置距離やケーブルレイアウトをデスクの環境に合わせて自由に行えるということでもある。

ts_pm01fostex03.jpgts_pm01fostex04.jpg アナログ入力がRCA端子だったり、左右スピーカーをつなぐケーブルが着脱式になっているのは耐久性や設置の柔軟性を考慮したためだ

 つまり、安物のPCスピーカーとは趣を異にする本格派ということだけでなく、システム的にも柔軟にステップアップさせることができるのだ。このあたりは、まさにプロ用からPCオーディオ用まで、幅広い種類のモニタースピーカーを取りそろえるフォステクスならではのポリシーといえる部分だろう。

 とはいえ、決して使い方が難しいわけではない。付属の1.5メートルステレオミニ端子−アナログRCA変換ケーブルを使えばPCと直接接続できるし、背面にあるボリュームノブも、小柄なボディーサイズなのでアクセスは容易。こちらではおおよその調整をしておき、あとはPC側からコントロールすれば不便はない。PCスピーカーとして、いままでと同じ、ごくオーソドックスな使い方ができるようになっている。

ts_pm01fostex05.jpg 試聴中の野村氏

 そのサウンドは、なかなかの本格派だ。まず、帯域バランスがいい。「PM0.1」は、バスレフ構造を採用するコンパクトサイズの筐体(きょうたい)に、グラスファイバー振動板を採用した55ミリ口径のフルレンジスピーカーを搭載。スピーカーに“ブーストマグネット”を搭載することで、小音量時でも引き締まった低音再生を可能としている。設計の追い込みやチューニングの妙によるものか、「MacBook Air」のヘッドフォン出力に接続して音質をチェックしてみたところ、堂々とした量感を保ちつつ、質感のよい低域のおかげで、存在感のあるサウンドを奏でてくれた。加えて中域の音色傾向が自然、さらに高域が伸びやかなため、PCスピーカーにありがちなナローバンドさや、耳障りな高域ばかりが目立ってしまうということもない。そのコンパクトなボディーからは想像できない、メリハリのしっかりした、それでいて自然な音色傾向のサウンドだ。

 エンクロージャーが小さいだけに、さすがにボトムエンドのフォーカス感は少々甘くなる傾向はあるが、響きが良いため全く気にならない。PCスピーカーと変わらないスタイル&サイズでこのサウンド表現を持ち合わせているあたり、なかなかに上出来なパッケージングといえるだろう。

アクティブサブウーファー「PM-SUBmini」を追加する

 しかしながら、「PM0.1」の魅力はこれだけにとどまらない。冒頭で少し触れたようにPMシリーズではステップアップも考慮しており、さらなる音質的な向上が見込めるのだ。その1つとして同社がオプション設定しているのが、アクティブサブウーファー「PM-SUBmini」。こちらは、兄貴分である「PM0.3」に“ジャストフィット”するように作られた製品だが、「PM0.1」との組み合わせも十分に配慮されている。組み合わせると、先ほどのボトムエンドの補強になるだけでなく、迫力アップにも貢献してくれるのだ。

ts_pm01fostex06.jpgts_pm01fostex07.jpg アクティブサブウーファーの「PM-SUBmini」。価格は1万3200円(税別)

 ということで、さっそく「PM0.1」+「PM-SUBmini」のシステムも試してみた。接続レイアウトとしては、PCと「PM0.1」の間に「PM-SUBmini」を挟み込むようなカタチとなり、「PM-SUBmini」からのRCAスルー出力を「PM0.1」につなぐことになる。「PM0.1」の入力がRCAになっているのは、こういった接続パターンを意識したものだったわけだ。

ts_pm01fostex08.jpg サイズ感はちょうどいい。ちなみに兄貴分である「PM0.3」と組み合わせた場合、高さが同じで、幅はPM0.3が2つぶんという“ジャストフィット”になる

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