実際に使って見ると、360 Eyeのソフトウェアアップデートがとても有効だと感じます。私がもっともおどろいたのは、その動き方の変化でした。初期バージョンでは一旦停止して考え込むような場面が多く、その様子は見ていてほほえましかったのですが、最新バージョンの「11.3」にしてみたところ、目に見えて動きがスムーズになりました。
障害物の認識度もかなり高まったようで、初期バージョンでは黒い壁の前で迷っていたのが、最新版ではほかの壁と同じように進んでいきます。また椅子の脚の間などギリギリのところでも器用に入り込んで丁寧に掃除してくれました。以前なら諦めていたような隙間にも果敢にチャレンジして掃除してくれるので、「おお。そこ行くか!」とつい目が離せなくなるくらい。
「静音モード」はとくに実用的。音の大きさ自体が小さくなったことに加え、高音がカットされてマイルドな音になっています。これで生活音が気になる集合住宅でもより使いやすくなりました。
ちなみに、ソフトウェアアップデートをしたことがないから自分にできるかどうか心配と思われている方、ご安心ください。360 EyeをWi-Fiに接続し、「Dyson Link アプリ」上の設定で「ソフトウェアの自動更新」をONにしておくだけです。新しいソフトウェアがリリースされると自動的にアップデートされるので、特別な操作は必要ありません(ソフトウェアアップデート中はボタンがピンク色になります)。
これまで1度もアップデートしたことがなくても、過去の変更も含めてすべて更新してくれます。充電中の使っていない時間帯に行われるので利用に支障はありません。
ところで、家電製品でこのようなアップデートをするものは、あまりきいたことがありません。それもそのはず。モノがインターネットに接続できるようになったのはここ最近のこと。いわゆるIoT(Internet of the things)です。また、メーカーとしても通常は新しいものを買ってもらったほうがうれしいので、最新モデルを出して「こちらに買い替えて」というのが一般的でしょう。でも消費者にとっては、いいものを買ったら長く愛着を持って使えたほうがありがたい。しかも常に最新の機能を使えるので、最初は高価に思えても長い目で見ればお買い得。ダイソンはそこを重視したのです。
ボタンを押すだけで誰にでもすぐ使えるというのは、360 Eyeの大きな魅力の1つです。しかし、Wi-Fiに接続し、「Dyson Link アプリ」を使えれば、さらに便利になります。
「Dyson Link アプリ」を使うと、スケジュール予約することで、出勤中に動かすなどあらかじめ毎日の掃除時間を決められます。外出先からでも360 Eyeを操作できるので、「せっかく家族全員で家を空けたタイミングなのに、動かしてくるの忘れた!」とがっかりすることがありません。アプリを起動して、画面上からONにするだけです。
掃除が終わったこともアプリ上で確認できますし、いつ、どのような経路で掃除したかを記録したマップとしても見られます。実際どう掃除したのかが分かるというのは、ほかにはない機能。週末に自分で掃除するときデータを見ながら掃除したり、掃除経路を見ながら家具の配置を見直したりなど、参考にできますね。
しかも、ソフトウェアアップデートによる継続的な改善がダイソンの特徴。360 Eyeの動作状況に関するデータは、Wi-Fiを通じてダイソンのソフトウェアエンジニアに送られます。また、ダイソンではネット上にあるユーザーレビューや書き込み、つぶやきなども常にチェックしていて、利用者が困っていること、求めていることを開発部門にフィードバックしています。それらのデータは、次の開発と改善に利用されますから、あなたの使い方が、さらに360 Eyeを進化させるきっかけになる可能性もあるわけです。
使いこなすほどに360 Eyeが自分の“相棒”のように、生活に寄り添った存在になることは間違いありません。そして、長くつきあえるパートナーにするには、やっぱりWi-Fiにつないで、ソフトウェアアップデートをしていくというのがベストといえるでしょう。
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提供:ダイソン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月31日