電話回線を利用するサービスは、Yahoo! BBのADSLサービス以外にも存在する。ガスの自動検針システムや、警備システム、電話会社の切り替えシステムなどがそうだ。それらのサービスがADSLに対応していないと、インターネット接続に失敗してしまう。
これらに関しては、自分で処理できるものとできないものがある。まずは、モジュラージャックとモデムの間を確認してみよう。何もない場合には、家の外のガスのメーター周りなどもチェックしたい。
自宅がマンションやアパートの場合には、管理人に問い合わせて、それらの有無を調査する必要もある。
ガスの検針システム ガスの自動検針や、自動通報サービスには電話回線が利用されるため、ADSLがつながらないことがある。このシステムは最新の機器であればADSLに対応しており、ADSLも自動検針も同時に利用できる。もしそれらのサービスを利用しているのであれば、取引先のガス会社に連絡して、ADSL対応のものに変更してもらおう。
マイコンメーターやその近くにこのような通信装置が付いていたら、自動検針や通報サービスを利用していることがわかる。東京ガスでは、ADSL対応の通信装置への変更は無料で行っている
警備システム 自宅のセキュリティのための警備システムも電話回線が利用されているケースが多い。こちらもADSL対応は可能となっているので、契約先の警備会社に連絡してみよう。なおADSLアダプタの取り付けには8000円ほどの実費がかかるようだ。
NTT以外の電話会社 KDDIやTTnetといった、NTT以外の電話会社への切り替え装置が妨げとなるケースもある。これらはマイラインサービスの登場で、現在は使われていない。モジュラーとモデムの間にある場合は、すぐに外してしまおう。またマンションなどでは、この切り替え装置がMDF(配線盤)に設置されているケースもあるので、管理人に問い合わせてみよう。