今やほとんどのスマホユーザーが使用している無料通話アプリ「LINE」。もちろん、格安SIMでもLINEは使用できます。ただし、利用に際しては幾つか注意点があります。
まず、注意したいのがプランの選び方です。格安SIMには「データ通信専用SIM」と「音声通話対応SIM」の2種類があります。LINEを使用する場合、初期設定の際に電話番号が必要になります。データ通信専用SIMの場合、電話番号は付与されないため、LINEの利用登録ができません。
ただし、データ通信専用SIMを検討している場合は、月額150〜300円程度でSMS(ショートメッセージサービス)が利用できるオプションをつけられます。このオプションを利用すれば電話番号が付与されるので、こうしたサービスを併用するようにしましょう。音声通話対応SIMであれば、電話番号があらかじめ付与されるので、そのまま初期設定をすれば使い始められます。
また、キャリアスマホとは異なり、ID検索による友達の追加ができません。LINEの制度として、年齢が18歳以上であることを確認できないユーザーはID検索が利用できないようになっています。格安SIMを提供するMVNOの回線では年齢確認ができないため、QRコードを使うなどして友達追加を行いましょう。
これまでLINEを使っていて、既存のアカウントを引き続き使いたい場合は、格安SIMを導入する前に準備をする必要があります。事前に以前のスマホのLINEで「メールアドレス」と「パスワード」を必ず登録するようにしましょう。
この操作をするだけでスムーズにアカウントを引き継げます。また、電話番号が変わる場合は、メールアドレスとパスワードに加えて、4桁の「PINコード」を設定する必要があります。これも移行を準備している段階で設定できるので、忘れずに実行しておきましょう。
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