開通までの対応や時間については、満足度と実際にかかった時間を集計してみた。フレッツ・ADSLが、満足度、時間ともにトップ。フレッツ・ADSLは、自社で局舎を持つNTTが提供しているため、開通までの手続きで内部処理できる部分がある。他事業者に比べて有利な分、満足度が高いのは当然の結果ともいえる。
次に開通が早いのがイー・アクセスだ。10日以内は約25%、10日〜2週間以内は約37%に上る。アナログ回線からのADSL(タイプ1)導入で最短8営業日をうたう同社だけあり、60%以上の人が2週間以内に開通という結果を出している。
一方、最近は10営業日開通を目指しているYahoo! BBだが、一時は3〜4か月待ちも続出した。アンケートに答えてくれた人の中には、長く待たされた人も多いはず。3か月以上が約34%という不名誉な結果となってしまった。
最近はNTTの対応も改善され、全体的に見て、迅速な開通例が多くなっている。
ここでは、各プロバイダや回線事業者が提供する8Mbps ADSLコースのコストパフォーマンスを比較してみよう。ADSLは、コースによって料金も実効速度も異なるため、どこが一番オトクかを判断するのは難しい。そこで、100円あたりに換算するとどのくらいの実効速度が出ているかという点から、オトク度を測ってみたい。
比較する数値は、以下の計算で算出した値だ。
各コース利用者の平均実効速度÷月額料金(タイプ1利用時。NTTの回線使用料などは含め、モデムレンタル料は含めない額)×100