今回スタジオ入りして気づいたのは、あれ? ピアス? 「ふふ……、11月からなんですよ。とくに心境の変化があったわけではないんですけど」。また少し大人の表情が加わった彼女だ |
新ドラマ『恋するトップレディ』で、ケーブルテレビのニュースキャスターをしながら、キー局のアンカーウーマンを目指す近藤優子役を演じている恵さん。
「家でテレビのニュースを見ていても、キャスターの動きを気にするようになりましたね。あの臨機応変なコメント、頭の回転の速さはたいへんなことだとつくづく思います。撮影は現場の雰囲気もすごくよくて、楽しいですよ」
2002年でデビュー10周年、本誌表紙の登場も4回目と最多記録を更新した彼女。
「10周年はあまり意識してないですね。やっぱりマイペースだし……。でも、その中でお芝居に対する気持ちは少しずつ変わってきてるんですよ。仕事は、いつもお話があって、それを受けて……という受動的なものだけど、これからは少し積極的な部分を持っていこうかって思ってるんです」
実は最近新しい楽しみを見つけたという。
「アロマテラピーというか、香りの楽しみですね。そんなに専門的ではないんですが、癒しや、いろいろな効果がある香りについて本などで少し勉強して、エッセンシャルオイルを使い分けたりしてるんですよ。まず自分自身の状態を知って、“今日はこの香りにしよう”とか選ぶ、そういう時間って大切な気がします」
前回の本誌インタビューで話してくれた油絵も、続けている?
「描いてます。絵を描くのも癒しなのかな。どちらかというと、精神的に落ち込んだときに描くことが多いんですよ。だから暗い色になっちゃうんだけど、それを描くことで元気になれたりするから不思議ですよね」
オフタイムには料理も。「冬は鍋料理。合わせみそ仕立てで作ったりします」 |
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「最近、また髪を伸ばしたいなって思うようになりました」。どんな髪でも自分らしくいられる、そんな自信がついてきたのかもしれない |
空気の香りや色彩に敏感な、五感のいい人なのだ。
「そうかな〜? もともと音楽や香りなど、ヒーリング系のものが好きなんですよ」
彼女出演の映画『インフィニティinfinity ∞ 波の上の甲虫』も、「それこそ、癒されたい人にお勧めですね。ちょっと幻想的な世界にボ〜ッと漂うというか……そうして何度も見ているとわかってくるものがある、っていう映画だと思います。ロケ地のフィリピンの島もすごく自然がキレイでした」
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『インフィニティ infinity ∞ 波の上の甲虫』は、12月東京都写真美術館ホール(恵比寿)、新宿シネマカリテ、川崎チネチッタ(神奈川)にて公開。1月下旬より扇町ミュージアムスクエア(大阪)、心斎橋シネマドウ(大阪)にて公開予定 |
ロケ地の情報をインターネットでチェックしたりもする?
「ときどき、しますね。天気予報も気になると見ます。インターネットはちょっと時間のあるとき、事務所のパソコンを使って見ることが多いんですよ。皆さんの書き込みで、出演した作品の評判がよかったりすると、すごくうれしいです」
この秋からというピアスが小さく光って、ショートカットの髪にとてもきれいに映える。少しずつ変わりながら、五感に素直なマイペースを守る彼女のこれからが、また楽しみだ。
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